
玉森裕太主演の日10ドラマ「マイ・フィクション」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)の第7話が8月16日に放送され、 祐介(玉森)の妻・由梨(森川葵)、息子・賢人(日影琉叶)と津村(野村周平)の関係が明らかになり、視聴者が騒然となった。(以下、内容のネタバレを含みます)
■ “記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なサスペンス・ラブストーリー
本作は、平凡に暮らしていた男の“記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なオリジナルサスペンス・ラブストーリー。主人公・伊川正樹(玉森)は、事故に遭い目覚めると、世界が一変。他人が“伊川正樹”として妻と暮しており、妻も同僚も町の人々も正樹のことを覚えていなかった…。その後、自分を取り巻く状況は二転三転。おかしいのは、自分か周りかこの町か。正樹は不可解な状況に追い込まれながらも、真実を追い求めていくと、予想だにしなかった展開が待ち受けていた…。
■津村と奈々美、監禁施設から逃げることに成功
祐介に注射を打たれ気を失い、ニューロヴァイス社の施設に監禁された津村は、首吊自殺を図ったフリをして、その様子を監視カメラで見て慌ててやって来た研究員を襲い、同じく監禁された奈々美(宮澤エマ)を救い出し、2人で逃げた。
2人は、ひとまず津村の自宅に戻り、彼は奈々美に、祐介がニューロヴァイス側の人間で、奈々美を騙して香坂(国仲涼子)と接触させて監禁したことを告げた。
奈々美は、引き離された娘を迎えに行きたい、と言ったが、社の関係者や警察が張っているかもしれない為、津村は自分が何とかするからここで待っててくれ、と告げて、部屋を出た。
津村はその足で由梨のもとへ。祐介から「津村は人を殺していた。危険だから近づくな」と言われていた彼女は怯えて逃げようとしたが、津村は彼女を引き止めて「アイツから離れた方がいい。賢人くんとしばらくどこかへ…」と伝えた。
■「アイツに付けられた傷、死んでも消えねぇんだよ」
その時、由梨の携帯に賢人から電話が。だが、それは賢人からではなく、賢人を誘拐した室谷(吉村界人)からで、「返してほしかったら2人で来い」とのことだった。津村たちが脱出したタイミングで、室谷も逃げたようだ。由梨はすぐに祐介に連絡。祐介も賢人のもとへ向かった。
由梨は、祐介に「室谷って人」と言っており、室谷のことを知らない様子。「何で賢人が…」と、混乱していた。一方、祐介は、津村に殺されたはずの室谷が生きていたことに驚きを隠せなかった。「ペルソナ・シフト・プログラム」の存在を隠す為に、香坂たちが室谷を死んだことにしたのを知らなかったのだ。
また、室谷も祐介のことを知らなかった。賢人が監禁されている廃工場に着いた時、室谷は祐介を見て「誰?」と呟いた後、「女は?あっ、頼まれたのか」と言ったのだ。祐介が由梨の夫だということも知らない口ぶりだ。
「その子は関係無い!」と言う祐介に向かって、室谷は「あるよ。あの女の子どもだろ?」と言った。そして、こめかみの傷跡を見せて「アイツに付けられた傷、死んでも消えねぇんだよ」と告げたのだった。

■賢人、生命の危機
そこへ、由梨と津村が駆け込んできて、室谷は「遅ぇんだよ、2人とも」と言った。室谷が電話で彼女に言った「“2人で”来い」は、由梨と津村なのだ。
「賢人を離して!」と声を荒げた由梨に、室谷は「いいよ」と言い、賢人を縛った縄を解いて「行けよ」とアッサリ解放。賢人が由梨のもとへ駆け出した時、室谷は資材の棚に鉄パイプを投げ、賢人は倒れた鉄製の棚の下敷きになり意識を失ってしまった…。
室谷を追うどころではなく、棚の下から賢人を引きずり出す津村と祐介。それを茫然としながら見ていた由梨は、突然激しい頭痛に襲われた。と同時に、「お母さん!」と泣き叫ぶ幼少期の自分、そして、最近と思われる自分が「何で…」と嗚咽する姿がフラッシュバックした。

■「オレの血を使ってください」
病院に搬送された賢人は、出血がひどく輸血が必要な状態…。しかし。賢人の血液型は“RhマイナスB”という珍しいモノで、センターから同型の血液を運ぶのに時間を要するとのことだった。
その時、津村が「オレの血を使ってください」と申し出た。津村の血液型は、賢人と同じだった。医師の判断で、安全面から血液製剤での輸血をすることになったが、津村の言葉を聞いた祐介の表情は、こわばっていた…。
無事、手術は成功して賢人は一命をとりとめ、少し落ち着いた由梨は、「聞きたいことがある」と、祐介を病室から連れ出した。
そして、なぜ室谷が賢人を誘拐したのか、室谷と何があったのか、と祐介を問い詰めた。答えることができず黙ったままの彼に、由梨は「教えて?」と不安そうに言った。
■津村、衝撃の事実を告白
それでも無言の祐介…。その時、津村がやって来て「オレのせいだ」と言った。「どういうこと…ですか…?」と尋ねた由梨に、津村は「それは……。7年前、オレたちは結婚するはずだった」と告げるのだった。
当初から津村と由梨の関係に薄々感づいていた視聴者は「やっぱり!」と騒然。由梨の記憶もやはり改ざんされていたのだった。室谷が「あの女に付けられた傷」と言っていたことから、7年前の“津村が室谷を殺害”にも彼女が絡んでいたことは間違いない。
津村は由梨の身代わりに“殺人犯”になったのだろうか?また、祐介は、そんな由梨の心の傷を消す為に彼女の記憶を書き換えたのだろうか?最終回予告では、祐介が津村に「オマエが邪魔だった」と言う場面も。由梨を愛するあまり、この機会に乗じて自分に都合の良い記憶に書き換え可能性も否めない。
由梨の思い出アルバムに写真の無かったプロポーズは、津村がしたのか、祐介がしたのか気になっている視聴者も多いようだ。
そして、由梨には幼い頃の母親にまつわるトラウマもある様子。そのことがあり、祐介はPTSDの患者の記憶改ざんの研究を始めたのだろうか?
また、“伊川正樹”に残っていた記憶の“岡崎”とは?由梨の叔父で脳科学者の藤谷(佐戸井けん太)と祐介の関係、奈々美の今後、全てが明らかになった後、由梨と祐介は夫婦関係を続けていけるのか?もしそうなれば、殺人のえん罪で7年も服役し、恋人も奪われた津村があまりにも気の毒だ…。
そして、すべての不幸の発端となったこのプロジェクトを推し進めたニューロヴァイス社や警察上層部にも何らかのペナルティがあることを願わずにはいられない。
気になることがまだまだありすぎる中、次回、ついに最終回。それぞれの人物がどのような選択をするのか、最後までドキドキしながら見守りたい。
◆文=鳥居美保


