年季の入った“風変わりなドレッサー”→削って塗って20日後…… 印象ガラリ「言葉が出ない」「奇跡的な復活」【海外】

年季の入った“風変わりなドレッサー”→削って塗って20日後…… 印象ガラリ「言葉が出ない」「奇跡的な復活」【海外】

 200年以上前のボロボロなドレッサーを修復する動画がYouTubeに投稿されました。職人による見事な修復の様子が反響を呼び、記事執筆時点で91万回以上再生され、3万件以上の高評価を集めています。

 投稿したのは、家具の修復・復元を20年以上手掛けてきた職人、「Ahti」さんのYouTubeチャンネル「AT Restoration」(@ATRestoration)です。以前には150年前にエストニアで作られたレトロな椅子を修復する様子も話題になりました。

 今回は、今から200年以上も前の1820年製の風変わりなドレッサーを、20日間かけて修復した記録を紹介します。

 このドレッサーはいたるところがはがれたりひび割れたりしていました。しかし、3つの引き出しがそれぞれ異なるデザインになっているなど個性的な特徴を持っており、残すべき価値のあるものといえます。

 木材の層がはがれたところは、その箇所の層を切り落として新たな木材を貼り付けて修復します。また、はがれが小さい箇所や、平らにはがれている箇所は、削って整えてから薄い木材を貼り付けて対処し、場合によってはパテ埋めも併用します。はがれた箇所はたくさんあり、そのすべてを徹底的に修復しました。

 一方、ひび割れには基本的に接着剤を流し込んで対処します。天板にある大きなひび割れは接着剤だけでは無理なので、電動丸のこで割れ目を広げ、そこへ薄い板を差し込んで埋めます。さらに、修復部分を一定の幅で天板より少しだけ低くなるように削り、そこに薄い板を貼って天板の高さに合わせておきます。

 古いオイルフィニッシュ仕上げの層を取り除くために、アルコールを塗って火をつけます。そして、鎮火後にアルコールをつけた布で拭き取ります。これはあくまでプロの技術なのでまねしないでください。

 修復した箇所は、ドレッサーの元の色に合わせて調色した顔料で塗装。そのあと全体にテレビン油と亜麻仁油をブレンドしたものを塗って、木材の保護とつや出しを行います。これが新しいオイルフィニッシュ仕上げとなります。

 引き出しの底板の裏面を見ると粗い研磨跡があることから、どうやらこのドレッサーはハンドメイド品のようです。目につかないところだからおおざっぱに済ませてしまったのでしょう。底板はだいぶ汚れていたので、調合した漂白剤できれいにします。

 錠前と鍵を修理して引き出しにセットし、すべてのパーツを元のように組み立てたら修復完了。ボロボロだったドレッサーがアンティークな逸品に仕上がりました!

 なお、引き出しの取っ手は製造時には付いていなかったことがわかったので、これは取り外してオリジナルな姿を再現しています。

 ボロボロな状態のドレッサーが丁寧な修復作業でよみがえっていく様子に、「修復技術の粋を集めた傑作」「ひどく摩耗していた作品なのに、美しい色合いですね」「実に素晴らしい修復で、この愛らしくも風変わりな家具を完璧に仕上げてくれました」「新品同様ではなく、温かみのある仕上がりになっているところが素晴らしいですね」「奇跡的な復活」「あなたはまさに熟練の職人です」「炎を使った処理は初めて見ました」という称賛コメントが数多く寄せられました。

 YouTubeチャンネル「AT Restoration」(@ATRestoration)では、ほかにもさまざまな修復動画が紹介されています。

動画引用:YouTubeチャンネル「AT Restoration」(@ATRestoration)より

配信元: ねとらぼ

提供元

プロフィール画像

ねとらぼ

「ねとらぼ」は、ネット上の旬な情報を国内外からジャンルを問わず幅広く紹介するメディアです。インターネットでの情報収集・発信を積極的に行うユーザー向けに、ネットユーザーの間で盛り上がっている話題や出来事、新製品・サービスのほか、これから興味関心を集めそうなテーマや人物の情報などを取り上げ、ネットユーザーの視点でさまざまなジャンルのトレンドを追います。