
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、赤血球さんが描く『うちのうさぎは今日ものんびり』(KADOKAWA)より『海外ではバニーブリトーって言うらしい。とてもかわいい。』をピックアップ。
赤血球さんが9月14日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、赤血球さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■うさぎへの投薬方法

飼いうさぎ・うにまるとの日々を描いた本作。
作者の赤血球さんがうにまるを病院へ連れて行った際、獣医さんからシリンジでの投薬の仕方を教わることに。それは、タオルでうにまるをぐるぐるに巻いて投薬する方法であった。(※海外ではこの方法を“バニーブリトー”と呼ぶ。)
作品を読んだ読者からは、「バニーブリトーって呼ばれてるの知らなかったー」「うちにいた抱っこ嫌いうさは頻繁にブリトーになってた」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・赤血球さん「うにまるを好きになってもらえたら嬉しい」

――『うちのうさぎは今日ものんびり』は、飼いうさぎ・うにまるとの日々を描いたコミックエッセイですが、創作されようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
元々のきっかけはSNSに写真だけのせて「こんなことしてた」と書いてもどうにも伝わり辛いなと思ったからです。それなら漫画にした方が伝わるかなと思いました。
あとは単に自分が数年後に読み返すらなら漫画の方が思い出しやすいかなと思ったからです。絵日記の延長のような感覚です。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
「余計な脚色をしないこと」「飼い主としてのわたしの目に映っていたうにまるの姿をそのまま描くこと」です。
あの行動なんだったんだろう、あのとき何を考えてたのかなもそのまま描いています。
漫画ではうにまるに台詞も書かれているんですが、飼い主都合に寄せ過ぎたくないというか、勝手すぎる代弁はしたくないなとは思っています。
――赤血球さんがうにまるとの生活で感じた、うさぎの魅力をお教えください。
小さな体で思っていたよりも色々考えている、飼い主の様子をよく見ている、感情豊かなところです。
――『うちのうさぎは今日ものんびり』の書籍が9月に発売されましたが、コミックスのみどころや注目してほしい点をお教えください。
うさぎと暮らしている、暮らしていた方なら「あるある!」でも「こんなことしないな」でも思って貰えたら嬉しいですし、うさぎを知らない方なら「面白い生き物なんだな」とうにまるを好きになってもらえたら嬉しいです。
――赤血球さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
「うにまるに届ける為の本を作る」という目標が果たせたので明確な展望はないのですが、引き続きマイペースにうにまるの話をしたり、漫画が描けたらいいなと思っています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
うにまるを見守って可愛がって下さった方々のおかげで本という形に残すことが出来ました。
うにまるを好きになってくれてありがとうございます。
私もうにまるが好きなんです、一緒ですね!

