清田花のモットーは、子より自分優先のズボラ育児。夫のまこちゃんは自由奔放でゆるふわ系の妻にぞっこんなため、花の極端な行動に違和感を覚えても、結局は言いくるめられてしまいます。
花は生後3カ月の息子・みおくんを保育園に入園させるため、就労状況を虚偽申告——。飲食店を経営する義父に、週1の手伝いをフルタイム勤務と偽装してもらったのです。それにもかかわらず、延長保育ぎりぎりの20時まで息子を預け、休日出勤とウソをついて土曜保育を利用。保育園の先生は、入園間もなくから週6で預けられているみおくんのことが心配でなりません。
それから2カ月が経ったころ、花に連れられて登園したみおくんの顔は見るからに真っ赤——。
花は「朝起きて測ったら36.5℃でした〜」と言いますが、先生が測り直すと38.0℃の発熱。「お熱のある子はお預かりできません」と言われると、わが子の発熱を初めて経験する花はパニックになってしまいますが、うつむきながらも保育園を後にします。
うつむき、涙ながらに保育園を後にするも、その理由はまさかの…








※生後5カ月の乳児が発熱した際は脱水を防ぐため、母乳・育児用ミルクをいつもよりこまめに与えることが必要です。哺乳量が減っても少量ずつ頻回に飲ませることが水分補給につながるため、様子を見ながら調整するとよいでしょう













「みーおーくんっ♡ もう大丈夫だからね、お医者さん行こうね♡」——。
小児科の受診と合わせ、クリニックが運営する病児保育を予約した花はみおくんを預け、事前にチケットを購入していた映画を楽しんだのでした。
育児中のリフレッシュはとても大切。時には息抜きをしながら、心と体を休める時間を持つことも必要ですよね。とはいえ、病児保育は、病気や病後の子どもを保護者が家庭で保育することが難しい場合に利用できる仕組みです。利用条件は自治体や施設によって異なります。
楽しみにしていた予定の直前にみおくんが発熱し、花が焦ってしまったのも無理はありません。特にわが子の初めての発熱ともなれば、「すぐ病院に行くべき?」と戸惑うこともありますよね。
生後3カ月以上の子どもは、発熱したからといって必ずしもすぐに受診が必要とは限りません。38℃以上の熱があっても、元気があり、水分がとれていて、おしっこも普段どおり出ている場合には、自宅で様子を見られることもあります。熱の高さだけではなく、普段と比べて元気があるか、水分がとれているかなど、子どもの様子をよく見ることが大切です。
ただし、ぐったりして水分がとれない、おしっこが出ていない、激しい下痢や嘔吐がある、ひきつけが続く、顔色が悪いといった症状がある場合には、診療時間外や休日であっても、速やかに医療機関を受診しましょう。また、生後3カ月未満で38℃以上の発熱がある場合には、ほかに症状がなく機嫌がよく見えても、早めの受診が必要です。
このとき、みおくんは生後5カ月——。赤ちゃんは胎盤を通してママから抗体を受け取っていますが、その抗体は出生後、徐々に減っていきます。一方で、赤ちゃん自身の免疫機能はまだ発達の途中。そのため、乳児期はさまざまな感染症にかかることがあります。
わが子が突然熱を出せば、不安になったり、どう対応したらよいのか迷ったりするのは自然なことです。いざというときに慌てないためにも、普段から受診の目安や相談先を知っておくと安心ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
