リコちゃんママは、娘・リコちゃんと夫の3人で暮らしています。
ある日、SNSを開くと、同じ習い事のママ友・ヤバ谷さんが投稿した動画を見つけます。多くの「いいね」が集まるその動画には、数秒間だけリコちゃんの姿も映り込んでいました。
ダンス教室の名前や自宅近くの公園まで映っていたため、動画の削除をお願いしますが、ヤバ谷さんからは「次から気をつけます」という返事が届くだけで、削除してもらえません。
不安を感じたリコちゃんママは何度も動画の削除をお願いします。しかし、ヤバ谷さんは「いいね」が増えていることを理由に応じる気はありません。
その後、動画には娘を中傷するコメントまで寄せられるようになります。リコちゃんママは証拠を残して運営へ通報し、ヤバ谷さんにも改めて削除を求めますが、翌朝になっても返信はなく、動画も削除されていません。
さらに、同じ人物による中傷コメントが繰り返し投稿されていることに気づき、怒りを募らせるのでした。
不安と焦りが募ったママは…










夫は「俺も『通報』ボタンを押したから、きっと消えるはず」と、リコちゃんママを落ち着かせようと声をかけます。しかし、リコちゃんママは「もし消えなかったら?」と不安を隠せません。
そして、「私、直接ヤバ谷さんと話してくる」と言い出しました。
夫は「まともに話せる相手じゃない。俺が休みの日に話すよ」と提案しますが、この日は火曜日。週末までの数日の間にも、誹謗中傷コメントはきっと増えていくでしょう。
リコちゃんママは「リコの誹謗中傷を早く消してあげたいの!」と焦り、大声を出してしまうのでした。
▼わが子が見知らぬ人たちから傷つく言葉を向けられている状況を目の当たりにすれば、「一刻も早く何とかしたい」と焦ってしまうのも無理はありません。リコちゃんママのように、不安や怒りで冷静さを保つことが難しくなる人も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、一人で抱え込まず、家族や信頼できる人と状況を共有しながら対応を進めることが大切です。焦る気持ちがあっても、安全を最優先に考え、証拠を残す、通報するなど、できることを一つずつ積み重ねることが、大切な人を守るための第一歩になります。誰もが安心してSNSを利用できるよう、発信する側も利用する側も、相手を思いやる気持ちを忘れずにいたいですね。
※無断で撮影・投稿された写真や動画に困った場合は、まず投稿者本人に削除を依頼しましょう。応じてもらえない場合は、各SNSの通報・削除申請機能の利用や、「違法・有害情報相談センター」などの相談窓口を活用することも検討しましょう。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
