
群馬県高崎市に拠点を置くITさぽーとぐんまは、運営する障がい福祉情報サイト「ぐんま障がい福祉ナビ」を大幅リニューアルし、8月8日(土)に公開した。知りたいことから、はじめられる――それが今回のリニューアルが目指した姿だという。
「知らなかった」で損をする人をなくしたい
群馬県内で障がいのある人やその家族が直面する課題のひとつが、「制度は存在するのに、知らなかった」という情報格差だ。税金の控除、交通機関の割引、医療費の助成――これらの制度は申請すれば受けられるにもかかわらず、手帳を取得した後も十分に活用できていないケースが少なくない。
ITさぽーとぐんまは2001年からこの課題に向き合い、群馬県の障がい福祉情報を集約したサイトを運営してきた。しかし旧サイトはXHTML時代の設計のまま老朽化が進み、スマートフォンで閲覧しにくく、検索エンジンからたどり着きにくい状況が続いていた。「必要な人に情報が届かない」という現実を根本から解決するために、今回の全面リニューアルを決断したという。
主な改善点は「HTML5・UTF-8対応による高速・安定表示」「スマートフォン・タブレット完全対応」「OGP・Twitter Card・JSON-LD構造化データに対応しSNSや検索エンジン経由でも情報が届きやすい設計に」「ライフステージ別(乳幼児期・学齢期・就労期・老年期)の情報ナビゲーションを新設」「障害種別(身体・知的・精神・発達)ごとの詳細ページを充実」「急相談窓口・市町村別窓口情報をサイドバーに常時表示」。
「誰でも・どこからでも・すぐに」使えるサイトに
新サイトの設計思想は「誰でも・どこからでも・すぐに」、そして「知りたいことから、はじめられる」こと。障がいのある本人だけでなく、高齢の親や忙しい支援者が外出先のスマートフォンで調べる場面も想定し、PC・タブレット・スマートフォンの4段階でレイアウトが最適化されるレスポンシブデザインを採用している。
新たに導入した、乳幼児期・学齢期・就労期・老年期のライフステージ別の情報整理は、「今の自分の状況に合った情報はどこにあるのか」が直感的にわかる構造。制度を調べることに慣れていない人でも迷わず必要な情報にたどり着けるよう、ナビゲーション設計にこだわったという。
理事長の野瀬正起氏は、リニューアルへの思いをこう語る。「群馬県にはさまざまな支援制度があります。しかし、その情報が必要な方に届いていなければ存在しないに等しい。今回のリニューアルは、情報のバリアフリー化への第一歩です。ひとりでも多くの方の暮らしが、このサイトによって少し楽になれば、それが私たちの使命を果たすことにつながると信じています」
「情報が届かない」を終わらせるために大幅リニューアルされた「ぐんま障がい福祉ナビ」を活用してみては。
ぐんま障がい福祉ナビ:https://www.its-gunma.com
(suzuki)
