
小川史記と瀬戸利樹がW主演を務めるドラマ「しもべの王子様」(毎週金曜夜11:00-11:30、TOKYO MXほか)の第8話(最終話)が8月21日に放送された。高明(瀬戸)が直也(小川)から旅行に行くように命令されて、うれしそうに「わかった」という姿が描かれて胸がキュンとさせられた。Xでも、「物語が進むにつれて気持ちがダダ漏れな『わかった』に変わってくのがよかった!」「最終話、良すぎた泣」とコメントが寄せられたほか、「とにかく『しもプリ』ロス…!」「終わっちゃったなぁ」とドラマ終了を惜しむ声も上がっていた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■10年越しの主従関係が織りなすラブストーリー
原作は累計200万DLを突破した、たつもとみお氏による人気BLコミック。かつて“王子様”のように君臨していた男と、彼に従い続けた“しもべ”。社会的立場が逆転した2人の、10年越しの主従関係が織りなすラブストーリーとなっている。
小川は社長令息・文武両道・校内ヒエラルキートップの直也を、瀬戸は直也から日常的にパシリにされていた陰キャ底辺の高明を熱演。情けなくも滑稽で、どこかいびつなまま途切れることのなかった関係。執着にも見えるほどの一途な想いと、プライドや劣等感の狭間でもがきながら、少しずつ変化していく2人の姿を描く。
■社会的立場が逆転しても高明は直也に献身的に尽くしていた
高校時代、校内ヒエラルキートップに君臨していた社長令息・五藤直也は、スクールカースト底辺で陰キャの佐藤高明を徹底的に従わせていた。命令されれば何でも聞く直也の「しもべ」だった高明は、10年後、ベンチャー企業社長として大成功。一方、直也は父親から受け継いだ会社の経営に失敗して無職に転落し、立場は完全に逆転していた。
それでも直也の呼び出しにはいつでも応じ、家事から体の関係まで、あらゆる事を献身的に尽くす高明。直也は高明の未来を思って自ら離れようとするが、高明にとっての幸せは直也の望みをかなえることであった。
■直也の父、武利が高明に助けを求めてくる
直也の働くレストラン・ルオーレは武利(山中聡)の謀略によって立ち退きの危機にあった。一方で、高明の会社ユニコ・ラボもまた、武利から嫌がらせを受けていた。窮地に陥った直也は高明に武利をやりこめるように命令をくだす。
ある日、直也と高明が新居に帰宅すると侑真(清水海李)が待っていた。直也の復帰を望む侑真に対して、直也は強い意志を持って戻ろうとはせず、侑真を励ます。また、レストラン・ルオーレは売上トップを叩き出し、存続することも約束された。
そんな中、直也のもとに突如として武利が訪ねてくる。武利は高明に頭を下げて助けを求めるが、高明は直也の命令しか聞かないと断る。
直也は武利に母親のお墓参りに行くように言い、高明は直也の命令によって武利の会社を立て直した。
仕事帰りに歩く直也と高明。直也が「俺は親父みたいにはならない。だから高明、ずっと俺と一緒に居てくれ」と言うと、高明は「わかった」とほほ笑む。
直也が少し呆れて「おい、これいつもの命令じゃないぞ。ちゃんとしたお前の気持ちを…」と言いかけると、いきなり抱きしめる高明。「わかってる、俺も一緒にいたい、直也と」と言い、直也も「うん」と言って高明の背中に手を回し、2人は口づけを交わす。
直也が「ひとつ命令していいか?」と質問し、「もちろん」と高明が言うと、「お前仕事、忙し過ぎ。休み取って俺と旅行に行け」と命令。高明がお決まりのせりふ「わかった」と言い、2人は笑いながら抱き合うのだった。
「わかった」のうれしそうなバージョンも見られて、幸せそうな2人にこちらまで温かいものが胸に込み上げてきた。Xでも、「物語が進むにつれて気持ちがダダ漏れな『わかった』に変わってくのがよかった!」「高明は直也の命令しか聞かないのが、最後まで徹底していておかしかった」「最終話、良すぎた泣」とコメントが寄せられたほか、「とにかく『しもプリ』ロス…!」「終わっちゃったなぁ」とドラマ終了を惜しむ声も上がっていた。
◆構成・文=牧島史佳

