猫の習性から『家具を守る』ための対策術3つ 爪とぎや急な嘔吐への備えとは

猫の習性から『家具を守る』ための対策術3つ 爪とぎや急な嘔吐への備えとは

3.嘔吐対策には日頃の食習慣・備えが大事

嘔吐物の後片づけに見入る三毛猫

猫は身体の構造上、嘔吐しやすい動物です。実際にソファーなどの家具に吐かれてしまうと、仕方のないこととは言え、やはり、飼い主さんは少し残念な気持ちになります。

愛猫の吐き戻し対策には、「食事を数回に分けて少量ずつ提供する」、「食べやすい器に替える(目安は5~8cmの高さ、幅広で、底が浅い)」、毛玉による嘔吐の場合は、「こまめなブラッシング」、「毛玉対策用のフードを活用する」のも良い手段です。

唐突に愛猫に吐かれると、とまどってしまうばかりですが、あらかじめ掃除方法を心得ていると、慌てずに対応できます。

以下、広がらないようにティッシュやキッチンペーパーで嘔吐物を拭き取った後、適切な処理の仕方について、簡単に触れておきましょう。

食器用の中性洗剤を混ぜて、スプレーボトルに入れる(目安は、200mlの水に対し小さじ1杯程度) 嘔吐した場所に洗剤入りスプレーをかけた後、マイクロファイバー製の布をかぶせる 乗せた布の上から柄付きのタワシを使って小刻みに動かす(汚れを移し取るため) 仕上げに、嘔吐跡にスプレーの水をかけ、残った洗剤を布とタワシでキレイにする

猫の嘔吐物には、人間に下痢を引き起こす腸内細菌が含まれている危険性もあります。念のために手袋を着用して作業に臨むようにしてください。

まとめ

ソファーで爪研ぎする子猫

爪研ぎや突然の嘔吐など、愛猫による家具被害には、飼い主さん側のしっかりとした対策が必須です。

今回の記事では、その一環として、「複数の爪研ぎスポットの設置」、「定期的な爪切り(おもちゃ遊び)」、「食習慣の改善」を紹介しました。

猫は興味のないものには無関心を貫きますが、気に入ったものはとことん愛用します。

爪研ぎグッズに関しては、頻繁に利用してもらうためにも、材質や形、設置場所など、愛猫の好みを踏まえて選ぶようにしましょう。

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