<マイ・フィクション最終回>玉森裕太“祐介”、森川葵“由梨”に「俺だけ見ててほしかった」 余韻の残る結末にトレンド1位獲得

<マイ・フィクション最終回>玉森裕太“祐介”、森川葵“由梨”に「俺だけ見ててほしかった」 余韻の残る結末にトレンド1位獲得

祐介(玉森裕太)の最後の選択は…?
祐介(玉森裕太)の最後の選択は…? / (C)ABCテレビ

玉森裕太主演の日10ドラマ「マイ・フィクション」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系※第8話は夜10:30-11:24)の最終話となる第8話が8月23日に放送され、祐介(玉森)と由梨(森川葵)の本当の関係、由梨の記憶操作をした祐介の隠された思惑、全てを知った津村(野村周平)と由梨に対する祐介の選択が描かれた。視聴者は次々に明かされる真実に衝撃を受けながらXにコメントをポストし、放送中にトレンド2位に。放送終了後もポストは止まらず、1位を獲得した。(以下、内容のネタバレを含みます)

■ “記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なサスペンス・ラブストーリー

本作は、平凡に暮らしていた男の“記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なオリジナルサスペンス・ラブストーリー。主人公・伊川正樹(玉森)は、事故に遭い目覚めると、世界が一変。他人が“伊川正樹”として妻と暮しており、妻も同僚も町の人々も正樹のことを覚えていなかった…。その後、自分を取り巻く状況は二転三転。おかしいのは、自分か周りかこの町か。正樹は不可解な状況に追い込まれながらも、真実を追い求めていくと、予想だにしなかった展開が待ち受けていた…。

■「キミに俺だけ見ててほしかった」

津村から、本当は自分と結婚するはずだったと聞かされた由梨は混乱。その上、祐介は警察官ではなくニューロヴァイス社の人間で、自分も記憶を改ざんされていたと知った彼女は、がく然となった。

「何で…」と理由を尋ねた由梨に、祐介は「キミのためだよ」と答えた。由梨を“殺人犯の妻”にしない為に、彼女から室谷(吉村界人)を殺した津村の記憶を消去したのだ、と説明したが、それだけではなく、由梨の津村との思い出を自分との思い出にすり替えたのだった。息子の賢人(日影琉叶)も、実は津村との子どもだと明かされ、由梨と津村は衝撃を受けた。

「ずっと私と賢人を騙してたってこと…?」と涙ながらに責める由梨に、祐介は「キミに…キミに俺だけ見ててほしかった」と告げるのだった。

■祐介は由梨に小学生時代から密かに片想い

祐介は、由梨と小学校時代同じクラスで、密かに彼女に片想いをしていた。だが、彼女の母が火事で亡くなり、叔父の藤谷(佐戸井けん太)に引き取られることになって転校。以来、会うことは無かった。

由梨は、母の死は自分のせいだと自身を責めて苦しんでおり、祐介はそんな彼女を助けたい一心で脳科学の勉強を続け、記憶の再構築を研究している脳科学者の藤谷が教授を務める大学に入学。そこで偶然、叔父のもとにやって来た由梨と再会したのだった。だが、彼女は祐介を覚えていなかった…。その程度の存在だったのだ。

そこから交流が始まったが、既に由梨は家庭教師だった津村と交際中。祐介は、自分の前でイチャつく2人を羨ましくも寂しく眺めていた。津村と祐介の出会いはこの時で、“大学時代の友人”などではなかった。

それから時が経ち、今から7年前。津村を逆恨みした室谷が、津村と由梨の家に押し入り、由梨を襲った。由梨は必死に抵抗し、近くにあった瓶で室谷の頭部を殴打。彼は血を流し動かなくなった。

室谷が死んだと思った津村は、由梨の身代わりになることを決め、彼女がショックで気を失っている間に祐介を呼び、「由梨を犯罪者の妻にしたくない。婚約も解消すると伝えてくれ」と、残される由梨のケアを頼んで自首したのだった。

目覚めた由梨は、津村が自分の代わりに殺人犯として自首したことを知り、母の死に続き、また自分のせいで人生を狂わせてしまったと自身を責めて嗚咽。彼女の精神は限界だった。

祐介は由梨を苦痛から解放してやりたくて、自分が成功させた記憶改ざんの技術を使い、幼い頃の記憶と津村の記憶を消去した。そして、彼女を自分のものにしたいというエゴから、津村を自分にすり替えてしまったのだ。
由梨の身代わりとなって自首を決めた津村(野村周平)は、祐介(玉森裕太)に彼女のケアを頼んだ
由梨の身代わりとなって自首を決めた津村(野村周平)は、祐介(玉森裕太)に彼女のケアを頼んだ / (C)ABCテレビ


■「オマエが邪魔だった」

服役中、由梨の記憶が改ざんされたなどとは知る由もなかった津村は、彼女が祐介と婚約、また妊娠していることを知り、新たな人生を選択したのだとつらい思いを抱えながらも彼女の幸せを思い、自分を納得させた。

だが、すべては祐介のしわざだったと知った今、怒りが爆発。「全部オマエのせいで!」と祐介を思いっきり殴り倒した。だが祐介からは出たのは、謝罪ではなく「オマエさえ居なくなればいいと思ってた。由梨が幸せになる為には、オマエが邪魔だったんだ。何で俺や由梨の前に戻ってきたんだ」というエゴ丸出しの言葉…。

視聴者からは、祐介の一方的な愛に「重すぎてキモい」「顔が玉ちゃん(玉森)だから許せるけど、他の人が同じことしてたらキモすぎて許せない」など、「キモい」と大量投下。そして、祐介の想いを由梨から聞いた奈々美(宮澤エマ)の「ちょっとキモいね…」のセリフに沸きに沸きまくった。
卑怯な方法で祐介に由梨を奪われた津村(野村周平)は怒り爆発
卑怯な方法で祐介に由梨を奪われた津村(野村周平)は怒り爆発 / (C)ABCテレビ


■「全部無かったことにしてくれ」

津村は、祐介の自分勝手な言い分を聞き、反論するどころか「わかってた…全部オレのせいだ」と言った。由梨と出会わなければ、由梨を愛さなければよかった、と悔やむ津村。津村は、由梨の母が命と引き換えに火事から助けた子どもだった。その後、由梨とどのタイミングで知り合ったのかは描かれていないが、ずっと藤谷が気にかけていたのだろうか…津村は由梨の家庭教師となり、次第に彼女を愛するようになっていったのだった。

津村は、まだ由梨を愛している。だが、彼女は津村との思い出は消えたまま…。愛する女性を奪われたまま生きていくのはつらすぎる。そして、由梨も事実を知ってしまった以上、苦しむことになる。そこで彼は、自分の中から由梨を、彼女の中からも自分を消してくれ、全部無かったことにしてくれ、と祐介に頼んだ。

「終わらせてくれ」と嗚咽して土下座する津村に、祐介は「わかった…」と答えた。

祐介が津村の頼みに応じたことに、視聴者は「そんなの、同じことの繰り返しじゃん!」「何の解決にもならない」「祐介、それはダメ!」「わかった、じゃないよ!」と、彼の選択に猛反対。また津村にも「早まるな!」「待て、津村!」「それは逃げだよ」と、引き止めるコメントが多く寄せられた。
津村(野村周平)との愛の日々が思い出せない由梨(森川葵)…
津村(野村周平)との愛の日々が思い出せない由梨(森川葵)… / (C)ABCテレビ


■「まだ愛してる。でも許せないし憎い」

祐介は、由梨を賢人と3人でよく行った公園に呼び出した。由梨は、「ここはどっち?」と、実際は津村と来ていた場所なのかと尋ねた。「いや。2人で初めて来た」と答える祐介。自分と由梨との“本当の”思い出の場所を選んだのだ。

祐介は、「ずっと…ずっと由梨のこと大好きだった」と、改めて想いを告白。由梨は、賢人と3人で過ごした幸せな日々は忘れたくても忘れられない、祐介が居ない日を思い出したくても思い出せない、と言い、「まだ愛してる」と告げた。

その一方で、記憶を勝手に書き換えた祐介が許せないし憎い、と複雑な思いを吐露して泣いた。そんな彼女に祐介は「もう悲しんでほしくない。その為だったら何だってする。何だって…」と、涙ながらに心から想う気持ちを伝えた。

由梨は祐介を抱きしめ、「ありがとう。愛してくれて」と感謝を伝え、そのまま崩れ落ちた。祐介が隠し持っていた注射で彼女を眠らせたのだ。祐介は由梨を抱きながら、いつまでも泣いた…。
由梨(森川葵)は、祐介(玉森裕太)に対し愛と憎しみが混じり合い苦しい気持ちを打ち明ける
由梨(森川葵)は、祐介(玉森裕太)に対し愛と憎しみが混じり合い苦しい気持ちを打ち明ける / (C)ABCテレビ


■由梨の笑顔を守る為に祐介がとった方法は…

後日、公園で佇む祐介の背後から「パパー!」と声がした。振り返ると、由梨と津村、賢人が仲睦まじく楽しそうに歩いていた。祐介とすれ違っても彼らは関心を示さなかった。

祐介は、由梨と津村から自分の記憶を消したのだ。卑怯な方法で奪った関係を元に戻すには、自分が身を引くしかなかったのだ。これが祐介にできる贖(しょく)罪であり、由梨に最後に贈る愛だった。

3人の後ろ姿を見ながら、祐介はニューロヴァイス社に「問題ありません」と連絡を入れた。これからもこうやって彼らを見守っていくのだろう。

そしてその場を去ろうとした時、賢人が「ハイホー」の替え歌を歌い始めた。「わぁ、それ久々に聞いた!」と笑う由梨。賢人は、祐介とすれ違った時、振り返って彼を見つめていた。だが、それは一瞬のこと。しかし、それで記憶が誘発されたのだろうか…。それとも、祐介との思い出の日々を津村に書き換えたのか…それはわからない。

祐介は思わず振り返った。それは自分との思い出…。だが、今、2人の隣に居るのは津村だ。津村もこんなつらい思いをしていたのだと祐介は実感したはずだ。そして、笑顔で一緒に歌う由梨の姿に、祐介は「由梨にいつも笑顔でいてほしい」という望みが果たされたのだと感じ、寂しくも「これでいい」といった表情で、歩み出した。

視聴者は、祐介の選択に「これしかなかったよね…」と理解を示すも、彼に感情移入し「自業自得だけど苦しい」「悲しすぎる」「切なすぎるラスト」「こんな結末になるとは」なと、涙が止まらないとのコメントが殺到。余韻は続き、放送終了後にXのトレンド1位となった。

◆文=鳥居美保


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