「夏のアイス」は我慢しなくていい!専門家が教える、食べすぎを防ぐ「自分ルールの作り方」

「夏のアイス」は我慢しなくていい!専門家が教える、食べすぎを防ぐ「自分ルールの作り方」

暑い日が続くと、コンビニやスーパーのアイス売り場につい足が向く。仕事帰り、風呂上がり、夕食後のひと息。夏のアイスは、日々のなかに自然と入り込んでくる身近な楽しみでもある。

日本アイスクリーム協会によると、2025年度のアイスクリーム類および氷菓の販売金額は、メーカー出荷ベースで6631億円。6年連続で過去最高を更新した。

さらに、総務省統計局の家計調査をもとにした同協会のまとめでは、2025年の1世帯あたりのアイスクリーム年間支出額は1万3044円にのぼる。6月から8月の合計支出額も5183円と、前年同期を上回った。

それだけ身近な存在である一方で、「毎日食べていたら太りそう」「夜に食べるのはよくないのでは」「氷菓ならまだ安心なのか」と気になる人もいるかもしれない。甘いものは控えたほうがいい。冷たいものは体に負担がかかる。そんな考え方も、決して珍しくはない。

とはいえ、夏にアイスをまったく食べないのも、どこか物足りない。大切なのは、アイスを食べること自体を悪者にするのではなく、量や種類、食べる時間を自分で決めることだ。

では、食べすぎを防ぎながら楽しむには、どのようなことを意識すればいいのだろうか。
食べすぎを防ぎながら楽しむには、どのようなことを意識すればいいのだろうか
食べすぎを防ぎながら楽しむには、どのようなことを意識すればいいのだろうか / 【画像提供=写真AC】


■「アイスを食べない」が正解とは限らない[/HEAD]

ハーブや香りを取り入れた暮らしの整え方について発信する織田剛さんは、「アイスは完全に禁止するものではなく、嗜好品として“嗜む”ものです」と話す。

「健康を意識するあまり、好きなものを全部遠ざける必要はないと思います。ただ、毎日なんとなく食べる、ストレスのままに大量に食べるとなると、嗜む範囲を超えてしまいます。大事なのは、食べるか食べないかではなく、距離感を持つことです」(織田剛さん、以下同)

ダイエットや健康を考えると、アイスは真っ先に避けるべきものに見えるかもしれない。たしかに、糖分や脂肪分を含む食品であり、食べすぎれば摂取エネルギーは増える。夜にだらだら食べる習慣が続けば、食生活全体のバランスにも影響が出やすい。

それでも、織田さんは「罪悪感を持って食べる必要はないです」と語る。

「アイスを食べたから悪い、という話ではありません。むしろ、好きなものを少し楽しむ時間は、生活の余裕にもつながります。ただ、安いから、家にあるから、と毎日のように手が伸びる状態は注意したいですね。食べるなら、自分で選んで、量も決めて楽しむほうがいいと思います」
今回、夏のアイスの楽しみ方についてレクチャーしてくれる織田剛さん
今回、夏のアイスの楽しみ方についてレクチャーしてくれる織田剛さん / 【画像提供=織田剛】


無理に我慢を続けると、その反動で食べすぎてしまうこともある。だからこそ、食べたい日に一つ選び、きちんと味わう。「食べてはいけない」と我慢するよりも、食べる日や量をあらかじめ決めておく。そうした付き合い方のほうが満足感を得やすく、なんとなく食べ続けることも防ぎやすい。

[HEAD]ラベルでわかる、濃厚系とさっぱり系
そんなアイスを選ぶとき、パッケージの表側だけを見ていないだろうか。実は裏側には、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」などの種類別が記されている。日本アイスクリーム協会によると、アイスクリーム類は乳成分の量によって分類される。

「アイスはどれも同じように見えますが、種類別を見ると中身の傾向がわかります。アイスクリームは乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上なので、濃厚な味わいになりやすいです。ラクトアイスは乳固形分3.0%以上で、商品によっては植物油脂が使われることもあり、アイスミルクはその中間にあたります。氷菓は乳固形分がほとんどなく、果汁などを凍らせたさっぱり系が多いですね」

もちろん、分類だけで「太りやすい」「太りにくい」と判断することはできない。カロリーや内容量、糖分、食べる頻度によっても変わってくる。とはいえ、自分がどんなタイプのアイスを選んでいるのかを知る手がかりにはなるはずだ。

「安さだけで選んでいると、気づかないうちに毎日食べる習慣になってしまうことがあります。ラクトアイスがすべて悪いという話ではありませんが、気になる人は種類別や原材料表示を見てみるといいですね。濃厚なものを少量楽しむのか、さっぱりした氷菓を選ぶのか。その日の気分と体感に合わせて選びやすくなります」

帝国データバンクの調査では、2026年7月の飲食料品値上げは2566品目にのぼる。価格改定が続くなか、安さを基準に選ぶ場面はどうしても増えやすい。ただ、安いからと買い置きしているうちに、いつの間にか毎日の習慣になってしまうケースもある。

アイスの種類に優劣をつけるのではなく、表示を見ながら、その日に食べたいものと量を自分で選ぶ。これも、無意識の食べすぎを防ぐための一つの方法といえる。

■「なんとなく食べる」を防ぐ時間の決め方
では、食べ方ではどんな工夫ができるのか。織田さんがすすめるのは、アイスを食べるタイミングをあらかじめ決めておくことだ。

「夜にだらだら食べたり、冷凍庫を開けるたびになんとなく手を伸ばしたりするよりも、『今日は休憩中に一つ食べる』と決めておくほうが、食べすぎを防ぎやすくなります。大切なのは、何時に食べるかではなく、食べる時間と量を自分で決めておくことです」

仕事や家事の休憩中、風呂上がりなど、自分が楽しみやすいタイミングで構わない。ただし、食べる時間を決めずにいると、その日の気分や習慣に流され、何度も手が伸びやすくなる。先に「いつ、どれくらい食べるか」を決めておくことが、アイスと無理なく付き合うための一つの方法になる。

もう一つ意識したいのが、アイスに冷たい飲み物を重ねる食べ方である。暑い日は、アイスと一緒に冷えた麦茶や炭酸飲料を飲みたくなるものだ。しかし、冷たいものが続くと、胃腸が冷えたように感じる人もいる。

「アイスを食べるなら、温かいハーブティーやルイボスティー、紅茶などを合わせるのも一案です。シナモンのようなスパイスを少し加えるのもいいですね。冷たいものを楽しみながら、飲み物まで冷たくしすぎない。そうした工夫で、食後の重さや冷え感を和らげやすくなります」
午後のひと息に、アイスと温かい飲み物を合わせるという選択肢もありだ
午後のひと息に、アイスと温かい飲み物を合わせるという選択肢もありだ / 【画像提供=写真AC】

【図解】夏のアイス、食べすぎず楽しむためのコツ
【図解】夏のアイス、食べすぎず楽しむためのコツ / 【画像監修=織田剛/作図=生成AI】


「食べないこと」を目指すのではなく、自分で選んで、決めた分だけ味わう。罪悪感や我慢ではなく、自分なりのルールを持つことが、夏のアイスを無理なく楽しむコツといえそうだ。

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※本記事内のイメージ画像(図解)は、生成AIで作成しています。
配信元: Walkerplus

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