「ママにはもう頼れないって思ったほうが…」母不在の生活が早くも崩壊→息子が突きつけた現実

「ママにはもう頼れないって思ったほうが…」母不在の生活が早くも崩壊→息子が突きつけた現実

蒲倉家はパパ、ママ、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律の4人家族。ママは派遣の仕事で仕事先が転々としており、帰宅時間もまちまちです。ある日、ママが帰ってこないまま連絡もつかなくなります。最初は軽く考えていた家族でしたが、ママの部屋から洋服やスーツケースが消えていたことで、家出の可能性が濃厚に。残された家族は、ママに任せきりだった家事や家計を自分たちで回そうとしますが……。


ママの家出が濃厚になり、ようやく家のことに向き合い始めた蒲倉家。これまで家事も家計もママに任せきりだったため、電子レンジの使い方や買い物、ゴミ出し、掃除、お金の管理まで、わからないことだらけでした。


そこでパパ、萌香、律は、買い物や掃除、ゴミ出しを分担することに。しかし、これまで“当たり前”に回っていた生活を3人で支えるのは想像以上に大変で……。

ママはもう帰ってこない……?



















買い物や掃除、ゴミ出しを分担することにした蒲倉家。しかし、律が用意した夕飯は3日連続でハンバーガー。萌香は不満を爆発させますが、律も「大学とバイトで忙しい」と反論します。さらに、パパもゴミ捨てを忘れていたことが判明。ママが家出してまだ1カ月も経っていないのに、家の中は早くも混乱していました。


萌香は「ママはいつ帰ってくるの!?」とパパに詰め寄りますが、律は「ママにはもう頼れないと思ったほうがいい」と言います。さらに、ママが家の鍵を置いていったことにも触れ、それは“自分の意思でこの家に戻るつもりはない”という意思表示なのではないかと続けました。律の言葉に、パパと萌香は何も言えなくなってしまうのでした。


◇ ◇ ◇


ママが戻らないかもしれないとわかったとき、家族が気にしていたのは「これから生活をどう回すか」ということでした。もちろん目の前の家事も大切ですが、その前に「ママは無事なのか」「なぜここまで思いつめたのか」に思いを向ける場面でもあったはずです。


不在の理由を考えるとき、つい犯人探しや不便さへの不満に意識が向いてしまうことがあります。けれど本当に必要なのは、相手の安全を確認し、これまで自分たちがどれだけ頼りきっていたのかを見つめ直すことなのかもしれません。


連絡が取れない状況なら、家族だけで判断せず警察へ相談することも大切です。そのうえで、家事の分担だけでなく、家族の気持ちを置き去りにしていなかったかも考えていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

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