娘が小学校1年生のときの話です。あるとき、娘と同い年の娘がいる義妹に、服を貸してほしいと頼まれたのですが……。
義妹に貸したはずのドレス
その服というのは、娘のピアノの発表会用に私が手作りした、こだわりのドレス。発表会を見にきてくれた義妹がそのドレスを気に入り、ママ友たちとちょっといいレストランでパーティーするときに自分の娘に着せたいとのことでした。
義妹が「かわいい」「すごい」と絶賛してくれて、私もうれしくなり、気に入ってくれたならと喜んで貸したのですが、1カ月待っても返ってきません。思い出の一着なので何度も催促しましたが、「まだクリーニングに出してない」の一点張りでなかなか返してくれなかったのです。その後も、私が「クリーニングは自分で出すので返して」と何度お願いしても、のらりくらりかわされました。
そんなある日、義妹と共通の知人に偶然会いました。その知人の娘さんが着ていたのは、なんと私が作ったドレス。見間違うはずがありません。知人に聞いてみると「◯◯ちゃん(義妹)が貸してくれた」と……。
私もさすがに納得がいかず義実家に相談に行き、義妹を問い詰めたところ、どうやら私の娘のドレスを自分のものと偽り、何度も、何人もの知人に貸していたそう。さらに驚いたのは、その目的でした。なんと義妹は、ドレスを貸す代わりにランチをおごってもらったり、お菓子をもらったりという謝礼のためにドレスをいろいろな人に貸していたのです。そんなことのために……と私はあぜんとしました。
義妹は義両親からもきつく注意されたようで、後日、ドレスは無事に返ってきました。幸い目立つ汚れはありませんでしたが、少しヨレてしまっていたのが残念でした。それ以来、義妹には物を貸さなくなりました。大切なものを貸す際には、必ず返却についても決めておかなければいけないと学んだ出来事でした。
著者:遠藤あずさ/30代・女性・専業主婦。娘を育てる母。結婚と同時に退職。元看護師。節約とポイ活が趣味。
イラスト:あま田こにー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

