
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、8月20日に単行本が発売された『メジェドさまとアヌビスくん』(ワニマガジン社)の1エピソード『ネコではないぞメジェドさま』を紹介する。作者の母、なみそさんが、7月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、8月1日から8月30日(日)までDéesse space caiman shibuyaにて『旅するメジェドさま』の個展を開催している、作者のKENさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■猫耳がついているメジェドさま

猫耳のついたメジェドさまは、「我が名はメジェド、ネコではない」と言う。しかし、どう見てもネコのような風貌をしていた。
「何度も言わせるなネコでは…」と言いかけたメジェドさま。ところがメジェドさまの視界に、猫じゃらしが映り込むと…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「あらがえないよね」「猫じゃらしお好きですよね」「仕草がもう…」「ネコメジェドさまだ」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・KENさん「特に目をこだわったので、目をみてほしい」

――メジェドさまを創作したきっかけや理由があればお教えください。
数年前、エジプトの壁画に描かれたメジェド様を私がXで見かけ、何か独自の目線で面白い事が出来ないかな?となりました。そしてKENにメジェドさまの壁画を見せたところ、「我が名はメジェド、ねこではない」という、メジェド様の布の中身がとっても気になる、KENならではのメジェドさまが生まれました!
――本作では、メジェドさまの発言と行動が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「我が名はメジェド、ねこではない」というセリフから始まる割に、家の柱で爪を研ぐし、ダンボールや魚が好き、という猫らしい行動をするメジェドさま。
KENは「目とポーズに感情が出るようにした。 特に目をこだわったので、目をみてほしい」そうです!
――メジェドさまシリーズのなかで特に気に入っているエピソードがあれば、理由と共にお教えください。
KEN「アヌビスくんのお家に遊びに行って、畳や柱で爪とぎをして、アヌビスくんに追い出される話がお気に入りです。 「なにをする~」というメジェドさまのセリフに笑ってもらえると嬉しいです。」
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
KEN「家にいる8匹の猫を見ながら、4コマを考えています。 まあメジェドさまは猫ではないんですけどね。」
――KENさんの作品は、力強くクセになるタッチで描かれているように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
KEN「切り絵も4コマ漫画も、全てマッキーの太い方で描いています。 マッキーの太い方で描くと、線に強弱が出るので独特のタッチになります。その強弱がある主線を残すようにカッターで切って色紙を貼ったものが切り絵。 デジタルで色をつけたものが、4コマ漫画になります。 この強弱がある線は僕の作品の1番の特徴だと思います。」
――今後の展望や目標をお教えください。
KEN「四つ切り画用紙6枚分くらいの、大きな切り絵を作ってみたいです。 そして個展をして、たくさんの方に僕の作品を見てもらって、ほっこりしてもらいたいです。 メジェドさまの4コマ漫画は、2巻が出せたら嬉しいねって話をしました。僕は部活でバスケをしているので、これからもバスケをしながらのんびり制作活動を続けていけたらなと思います。」
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
KEN「いつも応援してくれてありがとうございます。僕の作品の猫を見て、可愛いと言ってもらえる事が嬉しいです。 これからも僕が描く猫たちを見て、癒されたり笑ってもらえたら嬉しいです。」

