
11月8日(土)〜2026年2月8日(日)の期間の毎週金・土・日、京都宇治市にある「黄檗宗大本山 萬福寺」で、特別拝観&光のアートインスタレーション「漆黒に浮かび上がる――国宝を抱く龍」が開催される。
英題は、“An Artistic Illumination of Manpuku-ji – Where Zen meets the Dragon of Light.”。同イベントは、文化庁令和7年度「文化資源活用事業費補助金(全国各地の魅力的な文化財活用推進事業)」の補助を受けて実施される。
約360年の時を経て、夜の龍が舞い降りる
1661年、中国僧・隠元隆琦禅師によって開かれた「萬福寺」。伽藍配置や建築に中国明朝様式を残す我が国では稀有な禅の名刹として昨秋、国宝に指定された。
今秋、国宝3棟、重要文化財20棟を有するこの寺院が、特別な「光の設計」によって、幻想的な姿を現す。単なるライトアップではなく、光そのものがアートとなる一夜。約360年の時を経て、夜の龍が舞い降りる。
萬福寺の特別拝観料金は、大人1,000円、中高500円、小学生以下無料。多言語対応オーディオガイドアプリは、1,000円。光のアートインスタレーションと併せて夜の国宝・重要文化財を特別に拝観できる。
オープン記念トークショーを実施
イベントも紹介していこう。
11月8日(土)18:00〜は、オープン記念トークショーを開催。

ゲストは、煎茶道 黄檗売茶流・先代家元の中澤弘幸氏と、

黄檗山萬福寺 黄檗宗宗務総長の荒木将旭氏、

GENETO Architect’s、大阪成蹊大学准教授の山中コ〜ジ氏、

DAY&LIGHT ディレクター、照明デザイナーのFrank Vetter氏だ。
山中コ〜ジ+GENETO GROUPとFrank Vetter氏は、光のアートインスタレーションのクリエイターも務める。

GENETO GROUP代表で建築家の山中コ〜ジ氏の主な作品は、長野県白馬村のKanolly Resort、大阪の西堀江せせらぎ保育園、東京のDIESEL denimgallery AOYAMA “power plant”、同じく東京のAudi quatro park、京都のLANDFORM workshop cottage KEIHOKU。
Frank Vetter氏の主な作品は、ミュンヘンのGoogle本社、シュトゥットガルトのポルシェ サービスセンター/デリバリーセンター、ベルリンのドイツ連邦情報局本部(BND)、ミュンヘンの刑事司法センター(Strafjustizzentrum)、長野県白馬村のKanolly Resort。
