義母の車に同乗した孫が放った言葉は
娘が飲み会に出かけようとしたとき、義母がいつものように「ばあちゃんが送ってあげるよ」と申し出ました。すると、娘は少し困った顔をして、「いや、いいわ。お母さん送ってくれる?」と私に言いました。
すると、運転手として家族の役に立ちたい義母は、「私が送っていくって言っているのに、どうしてお母さんに頼むのよ?」と。
娘「おばあちゃんに無理させるのは、心配だから」
義母「子どものころから乗せてもらっていて、何が今さら無理させるよ。あんたは初心者マーク、私はドライバー歴50年よ」
あくまで言い募る義母に、娘は意を決したように言いました。
「私も免許を取ったからわかるようになったのだけれど、最近のおばあちゃんの運転は、危ないときあるよ。ブレーキも遅いし、かと思えば何もないところで急に止まったりするし。この間も交差点ですごい勢いで右折して、乗っていて正直怖かったもん。ちょっと気を付けたほうがよいと思うよ」
そう孫娘にはっきり言われて、さすがに義母はショックを受けた様子でした。「そんなことあったかしら」と口の中でもぞもぞと言いながら、送って行くのは諦めたようでした。
まとめ
薄々と自分が衰えていることはわかっていても、以前と同じように運転して暮らしたい。そんな義母の気持ちは理解できます。家族としても、義母にはなるべく長く、安全運転で自立した生活を送ってほしいと思います。
ただ、事実として車体の傷は増えており、危険性は増していました。そんな現状をかたくなに否定していた義母ですが、孫娘に具体的な危険運転を指摘されたことで、少し意識が変わったようです。それから遠方の用事はできるだけ避けるようになり、近くへの運転も控えめになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:森川あさみ/40代女性・主婦
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

