7.3兆円の行方は…「税金食い潰し」と批判沸騰
この「報告なし」会見が報じられると、X(旧Twitter)では批判的な意見が急速に広がり、「#こども家庭庁不要」「#三原じゅん子不要」といったハッシュタグがトレンド入り寸前の状況となりました。
主な意見は、「無駄・不要論」に集中しています。
「7.3兆円の税金で何も報告がないのは許されない」
「主権者である国民に報告すべき事は山ほどあるはず」
「ただの税金食い潰し組織」「大臣不要、省庁解体を」
といった、こども家庭庁の存在意義を問う声が目立ち、数千の「いいね」を集める投稿も多く見られました。
また、「30秒で終了って記者会見?」「地球上での人間同士のやり取りとは思えない」と、会見のシュールな状況を揶揄するユーモア混じりの投稿も拡散しています。さらに、三原氏個人に対しても、「恥を知れ」「無責任」といった厳しい言葉が投げかけられ、過去の欠席騒動などを持ち出す声もあり、批判的なムードが支配的です。
記者の沈黙が意味するものは…?
なぜ記者たちは、巨額予算を抱える重要省庁のトップに対し、質問をしなかったのでしょうか。明確な公式声明はありませんが、現場の空気を知る関係者からはいくつかの推測が出ています。
「報告なし」と冒頭で宣言されたことで、具体的な質問を準備できなかったという準備不足や、普段出席する記者が担当する別の催しが行われていたためか、参加者は少なかったのでは?など、他の重大ニュースに記者の関心が移っていたという優先順位の低さも考えられます。刺激的な推測としては、「記者側の戦略的沈黙」というのもありました。具体的な成果や進捗報告がないことへの不信感から、「質問しないことで、こども家庭庁や大臣の無能さを際立たせる」意図があった可能性も指摘されているようです。
異例の30秒会見の真相は明かされていません。いずれにせよ、こども家庭庁が抱える「報告なし・質問なし」の異常事態は、国民の税金が投入されているにもかかわらず具体的な成果が見えないことへの、国民的な不信感を象徴する出来事として、大きな波紋を広げています。
(LASISA編集部)

