1.抱っこやスキンシップを強要する
猫は気まぐれで自分のペースを大切にする動物です。飼い主が可愛さあまりに「いま抱っこしたい」と思っても、猫が望んでいなければ大きなストレスになります。
無理に抱っこしたり撫で回したりする行為は、猫にとって「支配されている」と感じる原因にもなる可能性が。逃げ場がないと心を閉ざすこともあるため、適切なタイミングを見極める必要があるでしょう。
嫌がっているサインとして、しっぽをパタパタさせる、耳を伏せる、体をよじるなどが挙げられます。猫が自ら近づいてきたときにスキンシップを取ることが信頼関係を深める近道です。
2.大きな声や音で驚かせる
猫は聴覚がとても鋭く、人間の約3倍以上の高音域を感じ取れます。そのため、大声を出したり、物を乱暴に置いたりする音は、猫にとって恐怖以外の何物でもありません。
まるで怒鳴るような声かけや、急に大きな音を立てることは、猫にとって「外敵の脅威」と同じように受け止められることがあります。猫にとって安心して暮らせない環境となり、隠れて出てこなくなる、食欲が落ちるなどの問題行動にもつながる可能性があるため注意が必要です。
猫と暮らす際は、できるだけ静かに優しいトーンで接しましょう。

