20~30代でもしわ対策は必要?
編集部
20代なのにしわが気になるという人もいます。対策するには早すぎますか?
矢沢 先生
20代でも乾燥や紫外線、スマートフォンを使用しているときの表情筋の緊張などが原因で、浅いしわが出現することもあります。特に目尻、口角、眉間は、無意識の表情のくせによってしわが定着しやすい部位です。このように、加齢に限らず、生活習慣や環境要因もしわの形成に影響するため、早期の予防ケアが重要です。
編集部
30代に必要なケアは何ですか?
矢沢 先生
30代も20代に引き続き、目尻や口元に表情じわが定着しやすい年代です。保湿だけでなく、エイジングケア用の美容液を取り入れるといいでしょう。また、表情のくせを見直すことで将来のしわ予防にもつながります。
編集部
紫外線対策も有効ですか?
矢沢 先生
もちろん有効です。紫外線は肌の奥にじわじわとダメージを与えるため、若いうちから日焼け止めを習慣づけておくと、将来のしわやたるみの予防になります。曇りの日でも油断は禁物です。
編集部
しわを防ぐスキンケアのポイントがあれば教えてください。
矢沢 先生
しわ予防の基本は「洗いすぎない」「しっかり保湿する」「刺激の少ないアイテムを使う」ことです。こすらず丁寧にケアしましょう。また、過度なマッサージは逆効果になることもあるため、注意が必要です。加えて、ビタミンCなどのサプリメントを検討する際は、自己判断せず医療機関に相談しましょう。市販品は種類が多く、中には質の低いものもあるため、信頼できる専門家のアドバイスを受けると安心です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
矢沢 先生
しわは、気になり始めた段階で対処することが重要です。一度深く刻まれてしまうと、完全に改善するのが難しくなります。特に表情ぐせによる浅いしわは、早期にケアすることで予防が可能です。若いうちから意識的に対策をおこない、深くなる前に適切な処置をしておくことが、将来的な肌の印象を大きく左右します。もし困っていることがあれば、早めに医師に相談することをおすすめします。
編集部まとめ
しわ対策は気になったら始めるのが重要とのことでした。浅いうちに対処することで、年齢を重ねたときの肌の印象に大きな差が出ます。必要に応じた医療的ケアが美肌への近道です。一度、スキンケアや表情のくせを見直してもいいかもしれませんね。

