夫のけんとさん、娘のつむぎちゃんと暮らすさくらさん。義両親とは良好な関係でしたが、孫のかわいさに我慢できなくなった義父がキスしようとしたことで、その関係にヒビが入ってしまいます。
一度は許そうと思ったさくらさんですが、後日、義両親や義兄一家と出かけた際、甥っ子からつむぎちゃんの頬に傷があると聞いた義父が、なんとその傷を舐めたのです! さくらさんは怒りに震えつつも、その場の空気を壊さぬよう必死にこらえます。しかしその後、甥っ子の夏くんがけがした際に、兄である春くんが傷を舐め「これで、おけが治るんじゃないの?」と発言。この言葉をきっかけに、義父が以前、春くんに「けがは舐めたら治る」と教えていたことが明らかになったのです。
義姉・マユさんは急いで、自分の夫に春くんをうがいに連れて行くよう指示。その様子を見た義父は「大惨事だ……どうしよう~……」と青ざめます。
義父の言い訳に義姉の怒りが爆発!












自分の父親から「傷は舐めれば治る」と言われて育った義父。「良かれと思ってやったことだし……」と言い訳しますが、マユさんははっきりと嫌悪感を口にしました。
さらに、舐めた側にも舐められた側にもリスクがあることを説明したうえで「お義父さん、責任取れますか?」と追及。そんなマユさんを見て、さくらさんは義父に注意できなかった自分を責め、思わず涙をこぼしてしまうのでした。
自分が良いと思っていることが、相手にとってもそうであるとは限りません。マユさんが嫌な思いをしたのは事実です。
また、義父が育ってきた時代と比べて、傷の手当に対する考え方が変わってきていることからも、義父は自分の考えを押し付けるべきではなかったかもしれませんね。
昔は、人の傷を舐める習慣もありました。しかし、唾液に傷を治す医学的な根拠はありません。そもそも人の傷口を舐める行為はNGです。唾液の中には感染性のウイルスが存在することがあるため、かえって病気のリスクを高めることがあります。
また、皮膚が乾燥すると傷つきやすくなるため、乾燥を避け、清潔で湿潤な環境を保つことも大切です。皮膚を清潔に保ち、適度な保湿を心がけましょう。
何より、孫に何かあれば義父自身も後悔するはず。マユさんの怒りを真摯に受け止め、これからは相手が不快に思う行動は慎んでもらいたいですね。
私たち自身も、善意のつもりが相手を傷つけてしまうことがあるかもしれません。だからこそ、常に「相手の立場に立つ」姿勢を忘れずにいたいものです。
次の話を読む → 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
著者:マンガ家・イラストレーター ミント
