なぜ「スカーフ」で“微妙に古い人”になりやすいのか? 時代遅れに見える巻き方と、今っぽいアレンジの違い

なぜ「スカーフ」で“微妙に古い人”になりやすいのか? 時代遅れに見える巻き方と、今っぽいアレンジの違い

みなさんこんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。定期的にトレンドの小物アイテムに返り咲くスカーフ。2025年は、例年以上に小物を使ったファッションコーディネートが支持されていることもあり、スカーフもまた再ブームとなっています。

 しかし、スカーフは他の目新しい小物アイテムと違って、往年のクラシカルなアイテムでもあるため、取り入れ方に気をつけないと一気に古見えしてしまうので注意が必要です。そこで今回は、今やったら時代遅れなスカーフアレンジと、今っぽスカーフアレンジについてご紹介いたします。

これは時代遅れ! なスカーフアレンジ

昔のスカーフコーデ 前回スカーフコーデが流行したのは、およそ10年前の2016年前後。これは、当時話題となったドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系/2016年10月期)が大きく影響しています。

 主演の石原さとみ演じる河野悦子のファッションでは、スカーフを使ったアレンジコーデが多用されており、若い女性の間で「おしゃれでかわいい!」と評判に。このことから、彼女の着こなしを真似するかのごとく、多くの女性がスカーフアレンジを楽しんでいました。

 当時の巻き方は、コンパクトな正方形スカーフを帯状に折って、首に巻き中心で結ぶスタイルが多かったです。もちろんスカーフコーデとしてはスタンダードな巻き方ではありますが、およそ10年前にドラマをきっかけに流行したアレンジを今の時代でもやってしまうと、どうしても古臭く見えてしまうものです。

ファッションのカジュアル化が進んだ影響も

 また、このドラマは舞台が出版社の校閲部という仕事を舞台にしていることからスタイリングも基本的にオフィスコーデとなっています。

 リモートワークも増え、ビジネスファッションのカジュアル化が進んだ現代ではオフィスコーデをおしゃれにして頑張る! というよりは、オフコーデを自分らしく楽しむという意識の方が強いです。そのため、スカーフアレンジもオフィス向けではなく、カジュアル使いをベースとなった巻き方が今はトレンドの中心になっていますね。



配信元: 女子SPA!

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