叱らない子育てはありかなしか?子どもの「非認知能力」はこう伸ばす

叱らない子育てはありかなしか?子どもの「非認知能力」はこう伸ばす

いま話題の「非認知能力」。数値では測れないコミュニケーション力や忍耐力、自己肯定感などの能力全般を指します。親としては子どもの非認知能力を伸ばすべく、ネットや本、テレビなどの情報をもとに実践していることもあるのではないでしょうか。でもそのやり方、必ずしもよい方法とは限らないかもしれませんよ。

 日本初の非認知能力専門塾『Five Keys』の代表である井上顕滋さんに、非認知能力を育むためによく行われている「できるだけ叱らない」「できていないところを指摘する」というやり方について、その落とし穴やオススメの実践方法をアドバイスいただきました。

バランスが大切。甘やかし子育てにならないこと

「十分に愛情を注ぐことは、子どもの安心感や自己肯定感の土台を築くでしょう。ただし、甘やかし子育てにならないよう注意が必要です。本来、叱ってあげたほうがいいようなときにも叱らずにいると、社会のルールや他者への配慮を学ぶ機会を失い、自制心や責任感が育ちにくくなる可能性があります」と井上さん。

 大切なのは「愛情とルールのバランス」なんだとか。「子どもへの深い愛情と肯定を示しつつ、守るべきルールや社会のマナーは一貫して伝えましょう。例えば、他人を傷付ける言動をとったときに『それはしてはいけない』と毅然と伝えること。このときのポイントは、頭ごなしに叱るのでなく『なぜそれがよくないのか、どうすればよかったのか?』を子どもに考えさせる対話的アプローチ」なんだそうですよ。

成長のためにはできていないところを指摘することも必要

「大人が適切に指摘して改善点を教えることで、子どもは自分の弱点を客観視できる機会になるでしょう。一方、指摘の仕方次第では、『親に否定された、責められた』という印象を与えるリスクがあります」

「指摘の前に、子ども自身が『自分は親に愛されている』としっかり感じられているかどうかをチェックしてみてください。そして、“ダメ出し”ではなく“よりよくするためのフィードバック”であることを言葉と態度で示しましょう。重要なのは、よい点や努力を認めた上で伝えること。そして、『ここは直せるともっとよくなるね』などと伝えましょう」

配信元: アサジョ

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アサジョ

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