炭水化物の効果

エネルギー源
炭水化物は、1gあたり4kcalのエネルギーを供給する、体の主要なエネルギー源です。特に脳や神経系、筋肉の動きにはブドウ糖が必要不可欠です。炭水化物が不足すると、一時的に集中力が低下したり、ぼんやりすることがあります。
疲労回復
運動後や活動後に炭水化物を摂取すると、消費したグリコーゲン(筋肉や肝臓に蓄えられるエネルギー)が補充され、疲労回復しやすくなります。
炭水化物を過剰摂取すると現れる症状

脂肪としての蓄積
余ったブドウ糖は肝臓や筋肉に「グリコーゲン」として蓄えられますが、それでも余ると中性脂肪に変換され、脂肪として蓄積されます。運動と組み合わせる、タンパク質や脂質と一緒に適量を摂取するなど、種類と摂取量を意識することで、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
肥満
ご飯やパン、麺類などの主食を過剰に摂取すると肥満のリスクが高まります。たまに食べ過ぎる程度なら問題ありませんが、頻繁に炭水化物を摂りすぎる習慣があると、糖尿病や肥満のリスクが上がるので注意が必要です。
消化不良
炭水化物を過剰に摂取すると、胃腸に負担がかかります。激しい腹痛や膨満感、ひどい下痢や嘔吐が続くことがあります。消化不良が続く場合は、消化器内科の受診をお勧めします。
急激な体重増加やむくみ
炭水化物は水分を溜め込む性質があり、短期間で体重が増えたり、浮腫が現れることがあります。体重の急増やむくみが見られる場合は、他の代謝異常の可能性もあるため、医療機関への相談が必要です。
極端な高血糖状態
炭水化物の過剰摂取が続き、高血糖状態が長引くと、糖尿病のリスクが高まります。異常な喉の渇き、頻尿、極度の倦怠感、視界がぼやける、意識がぼんやりするなどの症状が現れた場合は、内科や糖尿病専門外来を受診することをお勧めします。

