評価ポイント


今回の受賞においては、多岐にわたる関係者間における相互理解・ビジョンの協議・共有により抽出された価値から品質にこだわる世界観を構築し、高齢化や人材不足、消費者との関係希薄化といった課題と向き合い、地域と職人の誇りを基盤に認知・価値向上と経済的成果の両立を実現した点が評価されたそう。

審査員は、「全国の地域産業が衰退傾向にある中、未来への『前向きさ』をデザインした点が高く評価された。多岐にわたる関係者の合意形成を図り、ワークショップで将来ビジョンを策定し、やるべきことを明確にしたことは特筆すべきである。
この粘り強い取り組みと地域全体を巻き込む手法は、日本のものづくり再興に向けた優れたモデルケースとなるだろう。特に『夢のかばん』プロジェクトは、単なるPR活動に留まらず、職人たちの誇りを再認識させ、地域にシビックプライドを深く醸成した。文化的価値と経済的成果を見事に両立させた、未来に続く力強いデザイン活動である。」と評価している。
兵庫県鞄工業組合理事長のコメント
兵庫県鞄工業組合理事長 衣川英生氏は、「豊岡の鞄づくりは1200年を超えるとされる長い歴史を持ち、日本一の鞄の生産地であるにも関わらず、この豊岡という地名が皆さんに知れ渡っていないという現状がありました。
この3年間の取り組みを通じて、日本全国の小さいお子様から年配の方々まで、非常に多くの皆様と触れ合い、知名度の拡大とともに豊岡鞄として大きく成長することができました。
この3年間の取り組みで得られた学びを活かし、日本のものづくりを支える一つの団体として、業界並びに社会の発展のためにますます切磋琢磨しながら、地域と職人の誇りを未来へ繋いでいくため、これからも邁進していきたいと考えています。」とコメントしている。
、日本のものづくり再興に向けた優れたモデルケースとなるであろう、「豊岡鞄」の取り組みに注目してみては。
「豊岡鞄」公式HP:https://toyooka-kaban.jp
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」詳細:https://www.jidp.or.jp/ja/2025/10/02/gde2025news?query=tagNames%3DNEWS%26categoryCodes%3Daward
※「豊岡鞄」は、2006年11月10日に特許庁に地域団体商標として認定された兵庫県鞄工業組合の登録商標です。
(Higuchi)
