置き配に不安を感じる人7割。盗難・破損・不在を悟られることが懸念材料

国土交通省がドライバー不足の解消や物流効率化に向けて、宅配便の「置き配」を標準サービスとする方針を検討している中で、「置き配」の標準化に対して懸念があるかを聞いたところ、「かなりある」「少しある」を合わせると67.1%と約7割の人が置き配標準化に対して懸念を持っていることが判明しました。

心配な点として最も多かったのは「盗難・紛失の不安」で85.6%と8割を超え、次いで「宅配されたものの破損」が52.8%、「不在と悟られてしまう」が46.3%と続きました。

中でも、置き配に最も懸念を感じているのは「新潟県」という結果に。置き配は利便性の高さが期待される一方で、生活者の間ではセキュリティやプライバシーへの不安が根強く存在することが浮き彫りとなりました。
まとめ
今回の調査では、「詐欺かも」と感じた経験が全国で6割にのぼり、犯罪が身近に存在することが明らかになりました。
また、標準化が検討される「置き配」については便利さが評価される一方で、宅配品の盗難や個人情報の流出などへの懸念も依然として高いことがわかりました。
全国的には、防犯意識を持つ人が約7割に上る一方、地域差や世代間格差も大きく、従来型の防犯手法に加えて、最新の防犯機器の活用や地域の特性に応じた対策が求められます。
特に高齢者が多い地域では、詐欺や不審な訪問者、宅配品の置き配に伴うリスクなど、日常生活に潜む犯罪への警戒が必要です。録画機能付きドアホンや迷惑電話防止機能付き電話機の設置など、機器を使った防犯対策と地域での見守りが、防犯意識の底上げにつながると考えられます。
[調査概要]
・エリア:全国
・調査対象:20代〜60代 男女 計4,700人 【日常的に防犯への意識がある人】
・調査期間:2025年9月19日(金)〜9月25日(木)
・実査委託先:楽天インサイト
・引用元:パナソニック調べ
パナソニック コミュニケーションデザインセンター
http://panasonic.jp/
(マイナビ子育て編集部)
