
唐の都・長安を映した平城京にほど近い、赤レンガの趣ある迎賓館、奈良ロイヤルホテルが運営する「中国料理 沙山華」が、10月11日(土)にリニューアルオープンした。
沙山華がリニューアル。新しい魅力と取り組み

奈良ロイヤルホテル別館にある「沙山華」は、1300年前、国内外の多くの賓客をもてなした平城京の精神を受け継ぐ迎賓館として、和の趣の中で大陸の味わいを堪能できるレストラン。「和」と「中華」の融合をテーマに、心を込めておもてなしをしている。
そんな「沙山華」が、この度リニューアルオープン。新しいコンセプトは「古(いにしえ)の旅路が導いた奈良の恵みを紡ぐ中国料理」。奈良ならではの食材や季節の恵みを生かした料理で客を迎える。
奈良観光の後に、フカヒレや北京ダックなど王道の中華料理や、倭鴨やヤマトポークなど地元食材を生かしたコースで上質な旅時間を過ごそう。
今回のリニューアルでは、奈良の恵みを味わう大和肉鶏やヤマトポークを使用した酢豚を用意した。
特に、希少な奈良の食材を取り入れた最上級コース「玄武」20,000円では、奈良県御所市の葛城山麓で飼育された合鴨「倭鴨(やまとがも)」を使用し、料理長が数日かけて仕込んだ自家製北京ダックを味わえる。
落ち着いた空間への刷新と今後の取り組み

1階:萩の間
レストランは、長年親しまれてきた中華円卓式掘り炬燵の個室を、着物の客やビジネスの接待などでも利用しやすいテーブル・椅子席へと刷新した。
全140席で、1階にテーブル席46席と個室5室、2階は宴会42席を用意。個室料は定員8人/4,400円、定員12/6,600円にて利用できる。
庭園に囲まれた日本家屋の建物は、和の趣を大切にした空間設計で、静かで上品な雰囲気を演出。どの個室からも日本庭園を眺めながら、季節の移ろいを感じることができる。
今後は、大和茶など奈良の食材や生産者との協力を深め、地域の特産品を積極的に取り入れるなど、奈良の食の魅力をより伝えられるよう、地域との連携を強化していく方針だ。
