”モルモット”が気弱な”馬”を使って、仲間へ傍若無人に振る舞う…そんな凸凹コンビの「ギャップがツボ」【漫画】

”モルモット”が気弱な”馬”を使って、仲間へ傍若無人に振る舞う…そんな凸凹コンビの「ギャップがツボ」【漫画】

『生意気モルモット』より
『生意気モルモット』より / 画像提供/合鴨ミケランジェロさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ふたりのけもの』のエピソードの1つ『生意気モルモット』を紹介する。作者の合鴨ミケランジェロさんが、8月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、合鴨ミケランジェロさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■ヤマモトの画策により木の実を取りに走る仲間たち
『生意気モルモット』より
『生意気モルモット』より / 画像提供/合鴨ミケランジェロさん


モルモットのヤマモトは、仲間の動物たちを集めて木の実を取りに行くよう命じた。しかし、その木の実は狼の集落近くにあるため、迂闊に近寄れない。「無理っスよ…」と言われたヤマモトはヤグラを呼び出す。

ヤグラは迫力のある馬で、姿を現した途端動物たちは呆気に取られる。さらにヤグラのことを、“数多の熊を噛み砕いた顎”“全てを蹂躙する足”など、殺戮のために生まれた巨獣だと紹介したヤマモト。恐れおののいた動物たちは一目散に走り木の実取りに行くが、本当のヤグラの姿は…。

このエピソードを読んだ人たちからは、「ヤマモトがただただかわいい」「イキっててかわいい」「抜けてるところもいい」「ギャップがツボ」など、多くのコメントが寄せられている。

[HEAD]作者・合鴨ミケランジェロさん「納得のいく表情が描けるまでとことん細かい修正を重ねています」[/HEAD]
『遠吠え 』より
『遠吠え 』より / 画像提供/合鴨ミケランジェロさん


――『生意気モルモット』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

この回は、ヤグラという馬とヤマモトというモルモットの初登場回です。元々大きいキャラと小さいキャラ、気が強いキャラと気が弱いキャラ等の正反対のでこぼこコンビが好きなので漫画に登場させようと思い、キャラ紹介も兼ねて制作しました。

――本作では、モルモットが煽りから一転して怯えている様子が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

ヤマモトは、まさに「虎の威を借る狐」のような卑怯さ、生意気さが存分に盛り込まれており、「周りにいたらあまり関わりたくはないけどキャラとしてはなんか憎めない奴」として描いています。ヤマモトのヤグラに対して失礼な口を効く→怒らせたと勘違いした瞬間謝る、目にも止まらぬ手のひら返しに至るまで一切の無駄を省くようにしました。ヤマモトの「ヤなヤツ」な性格に対して、ヤグラは競走馬時代に他の馬に順位を譲るほど控えめで心優しい性格をしています。正反対の2匹の性格が5ページで簡潔に分かりやすく、かつお互いの性格を引き立て合うようなストーリーになるようにしました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

ヤマモトが自分より体格の大きな動物達にでかい口を叩いてイキリ散らしているシーンもシュールで気に入っています。基本的に、フクロウがラジオパーソナリティをしていたり、多種多様の野生動物が集まって熟した果実を食べて酔っ払いながらパーティをしていたりといった、ありえない状況だけれどももしかしたら人間が見ていないところで起こっているかも…といった状況が好きだからです。あとは生意気なヤマモトが手のひらを返したように態度が変わる瞬間が、愛おしくて気に入っています。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

私は日常生活をするに当たって、自分が見ている世界と並行させて脳内でキャラクターを動かす事があります。例えば歩いていて大きな犬を散歩している人を見かけたら、この大きな犬と自分のキャラクターが対峙したら何が起こるか?を無意識に想像します。そこから良いオチがついたら漫画にしたりします。また、様々な「もし〜」を考えます。コンビニに行けば、「もしレジの店員が恐竜だったら何が起こるか?」市役所に行けば、「今いる市役所に人間の脳を乗っ取っている寄生生物がいたら、『本人』の欄に丸をする事に少し躊躇ったりするのだろうか?」といったちょっとした想像から話を広げていったりもします。五感で感じるもの全てがインスピレーションになります。あとはなんの脈絡もなくいきなり話を思いついたりもします。

――合鴨ミケランジェロさんの作品は、動物の特徴を捉えつつかわいらしい作風のように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

表情に1番こだわっています。もし動物が喋ったらどんな表情をするか…を想像しつつ、最大限の魅力と感情が伝わるようにしています。表情の作画は本当に繊細で、目の位置や、上まぶたや下まぶたの線がたった1ピクセルずれているだけで全く違う表情になってしまうように感じます。納得のいく表情が描けるまでとことん細かい修正を重ねています。また、動物には特有の妖しさ、美しさがあり、動物を描く時は曲線と角張った線を使い分けながらそれが存分に伝わるように体のラインにも拘っています。

――今後の展望や目標をお教えください。

今、動物関連以外も含めると、ストックしているネタが300を超えています。ネタは日々増えていきますが、これらを全て描き上げるのが目標です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

元々自分のキャラが好き勝手に生きて跳ね回ってる様子を描ければ満足だったのでここまで見てくださる方が増えるとは夢にも思いませんでした。私の絵で動物がもっと好きになった、などと言ったお声も頂いており、本当にフォロワーさんの存在そのものがモチベーションとなっています。今後も好き勝手に生きる動物達を見守って頂けると嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。

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