冗談では済まされない
「本当にやめてください。これはセクハラですので、店長に言いますね。宮田さんとももう2人では話しません」
私が怒りに任せてそう言い放つと、彼は一転、いつもの「軽い」宮田さんに戻ろうとするんです。
「やだな~冗談じゃん!真に受けないでよ。 りかこちゃんってば、そういうとこ真面目なんだから。勘弁してよ〜」
冗談で済む問題じゃない。冗談で妻子持ちの同僚を不倫に誘う人間がどこにいるのでしょう。正直、気持ち悪すぎました。この日を境に、私は宮田さんの顔を見るのも嫌になり、シフトが被る日は胃が痛むように。私はもう、この職場から逃げたい気持ちでいっぱいでした。
あとがき:冗談で済まされない誘い
下品な質問を「冗談」で誤魔化そうとした宮田は、ついに廊下でりかこを不倫に誘います。「一度だけなら不倫にならない」という常軌を逸した論理は、自分の欲望を正当化する身勝手さの極みです。
この信じがたい誘いにりかこが感じた純粋な嫌悪感こそが、自分を守るための絶対的な信号。彼の言葉は断じて「冗談」ではなくて、性的な嫌がらせにあたりますよね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

