
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『病弱な女』を紹介する。『百合人狼ゲーム』でも知られる作者の夜子さんが、9月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.2万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、夜子さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■長い話に耐えかねて持病が発現してしまう少女

学校の集会に来ていた少女は、校長先生の話の長さに持病が出てきそうになってしまう。その後、めまいがして倒れかけたところ、バスケ部エースの男の子が支えてくれるのだった。
保健室まで連れて行ってくれるという彼にお礼を伝えて体重が重いことを謝ると、「全然重くねーし」と照れながら答えるエースくん。さらに「他のやつに連れて行かれなくてよかった」とまで言ってくれるが、実はすべて少女の妄想であり、それが彼女の抱える“持病”で…。
この妄想する少女の漫画を読んだ人たちからは、「これ私そのものだな」「めちゃくちゃ共感する」「こっそりスタイル良く妄想してる」「みんなやるんだね」など、多くのコメントが寄せられている。
■「想像の余地を残すようにしています」作者・夜子さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
学生時代そっち側でしたので、青春のお焚き上げとして、息抜きと練習を兼ねて描いてます。
――本作では、体調の問題かと思えば妄想だったというギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
読者の近しい妄想とリンクして、その中で好きな様に完成すればいいなと思ってますので、シンプルでベタ展開、描き込みもあまりせず、想像の余地を残すようにしています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ガシっと相手に掴まれる瞬間は素晴らしいですね。あれは何回あっても良いものです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
結局、思春期に好きだったモノやコトに収束している気がします。
――今後の展望や目標をお教えください。
無理に続けることはしませんが、楽しめる限りは投稿していきたいと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
誠に勝手ながら、私の青春のお焚き上げにぜひ皆様もお付き合いいただけると幸いです。

