
“耳が聞こえない・聞こえにくい”アスリートによる国際スポーツの祭典「デフリンピック」が、11月15日(土)から11月26日(水)まで日本で初めて開催される。TOKYO MXでは、大会の魅力と意義を広く伝える「TOKYO MX開局30周年記念特番 東京2025デフリンピック」を11月23日(日)と30日(日)に放送(どちらも夜7:00-9:00)。その他、報道やドラマなどの関連番組も放送し、大会を盛り上げる。
■「デフリンピック」とは
デフリンピックは、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年ごとに開催される、耳がきこえない・きこえにくいアスリートを対象とした国際スポーツ大会。第1回は1924年にパリで開催され、今回の「東京2025デフリンピック」は、100周年の記念すべき大会であり、日本初の開催となる。
この大会は、国際手話の他、スタートランプや旗などを使った視覚による情報保障が特徴。公平性を保つために、試合会場に入ったら補聴器の装用は禁止される。
出場できるのは、補聴器などを外した状態で聞こえる、一番小さな音が55dB(=普通の声での会話が聞こえないレベル)以上で、各国の「ろう者スポーツ協会」に登録されている選手。記録や出場条件をクリアした選手たちだ。

■選手の独自のコミュニケーションや文化にもフォーカス
記念特番は、TOKYO MXの田中陽南アナウンサーとフリーアナの小松正英がキャスターを担当。アスリートたちの極限まで研ぎ澄まされた集中力で見せる卓越したパフォーマンスはもちろん、手話やアイコンタクトなどの彼らを支える独自のコミュニケーションや文化にも光を当てる。
アスリートを含む番組ゲストについては、番組公式ホームページなどで順次公開される。

■田村淳が「共生社会の在り方」について討論
この特番の他にも、報道・ドラマなど多彩なジャンルでデフリンピック関連番組を放送。まず、「田村淳のキキタイ!」(毎週土曜昼5:00-5:55)では、10月25日(土)放送回で「まもなく開幕!東京デフリンピック 2025」と題した特別企画を放送。「デフリンピック」が日本で初開催されることにより、耳がきこえない・きこえにくい人たちとのバリアフリーはどのように変容していくのか、スポーツの祭典としての魅力に加え、開催を契機に広がる当事者に優しいユニバーサルデザインにもスポットライトを当て、大会の意義を深掘りする。
スタジオには、聴覚障がいのみならず、言語の壁も超えるアイデアや最新テクノロジー、共に体験価値を向上させる驚きのガジェットが大集合。スポーツジャーナリストの二宮清純氏、憲法学者の木村草太氏、タレントの国本梨紗がゲスト出演し、田村淳と「共生社会の在り方」について時間いっぱい語り合う。

■アスリートの練習から私生活まで密着取材
そして、「堀潤 Live Junction」(毎週月曜~金曜夜8:00-9:00)でも、11月7日(金)から毎日デフリンピック特集「デフCONNECT」を放送。大会期間中の競技結果はもちろん、メダル獲得が期待される選手に密着し、練習の様子や普段の人柄にも注目する。パントマイムや演技活動もしている陸上の山田真樹選手、デフサッカーの双子の選手・岡田侑也選手と岡田拓也選手、二連覇を狙う空手の小倉涼選手、ママさんアスリートの卓球・亀澤理穂選手、テニスのきょうだいプレーヤー・宮川楓雅選手と宮川百合亜選手らメダル獲得数史上最多を狙う日本選手団の活躍を追いかける。

ドラマでは、CODA(聴覚に障がいのある親をもつ子供) の少年がタイムスリップで過去に戻り、自分と同い年になっている高校生の父親とバンドを結成することになる、韓国のファンタジー青春ドラマ「輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~」が、10月31日(金)より放送開始となる(毎週木曜・金曜昼1:04-2:00)。


