炭水化物の効果
炭水化物の効果として以下のような効果が期待できます。
エネルギー源
糖質は体にとって、1gにつき約4kcalのエネルギー源として機能します。糖質は体に取り入れられると消化され、ブドウ糖となり、脳や筋肉、神経組織などのエネルギー源として働きます。ブドウ糖は筋肉に運ばれ、体を動かすエネルギーとして使われ、余剰分はグリコーゲンとして貯蔵されます。特に脳はブドウ糖を主にエネルギー源として使うため脳の活動に欠かせません。
集中力、記憶力向上
脳はブドウ糖をほとんどのエネルギー源として利用しています。糖質であるブドウ糖が不足すると、脳の機能低下や集中力の低下につながります。十分に供給されることにより、脳の活動が活発となり、脳の活動のサポートとなり、集中力、記憶力向上が期待できます。
疲労回復
脳や、筋肉の活動によりエネルギーを消耗します。糖質の不足によりエネルギーが不足となったとき、筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲンが分解され利用されます。この時糖質を摂取すると速やかにエネルギー産生され、疲労回復に繋がります。
腸内環境を整える
炭水化物の中でも食物繊維は水分を吸収して膨張し、便のかさが増えることで排便を促します。また、腸の蠕動運動を活発化させ、便通を整えます。食物繊維は、腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすことで腸内環境を改善します。これにより、免疫力向上や、アレルギーの予防などにも期待できます。
生活習慣病予防
食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を抑える働きがあります。食物繊維は、胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排出します。これにより、血液中のコレステロール値が下がります。また噛み応えがあり、満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぎます。低カロリーなので、肥満の予防に役立ちます。以上のように糖尿病、脂質異常症、動脈硬化など生活習慣病の予防になります
炭水化物の多い食品
ごはん・パン・麺
食品名 炭水化物(g/100g) 単位当たり目安量(g)
白ご飯 37.1 小茶碗に小盛り1杯(100g)
おにぎり 39.4 1個(80g)
うどん(ゆで) 21.6 1玉(200~250g)
そば(ゆで) 26.0 1玉(160~250g)
食パン 46.4 6枚切り1枚(60g)
ロールパン 48.6 1個(30g)
全粒粉パン 45.5 6枚切り1枚(60g)
イモ類
食品名 炭水化物(g/100g) 単位当たり目安量(g)
さつまいも(皮なし焼き) 39.0 150g/小1本
ながいも・やまといも(生) 27.1 100g/一回分
じゃがいも(皮なし生) 17.3 150g/一回分
果物類
食品名 炭水化物(g/100g) 単位当たり目安量(g)
パインアップル砂糖漬け 86.8 20g/一回分
いちごジャム(高糖度) 63.3 10g/一回分
バナナ 22.5 120g/1本可食部
もも缶詰(白、黄桃) 20.6 100~150g
ジュース・飲料・菓子類
飲み物・お菓子名 炭水化物(g/100g) 単位当たり目安量(g)
ミルクココア 80.4 20g/杯
カステラ 61.8 50g/個
あめ玉 97.5 4g/個
キャラメル 77.9 4.9g/個
甘辛せんべい(米菓子) 86.2 10~20g/枚
くり饅頭(こしあん) 68.1 50g/個
食物繊維として多いもの
食品名 炭水化物(g/100g) 単位当たり目安量(g)
板こんにゃく 3.3 250g/枚
ほしひじき(乾) 56.0 5g/1食分
干しシイタケ(乾) 46.3 4g/個

