炭水化物が不足すると現れる症状
倦怠感、疲労感
炭水化物が不足すると体を動かすエネルギーの不足となり、だるい、疲れたなどの倦怠感、疲労感となるでしょう。
注意力、判断力の低下
炭水化物が不足すると血液の中のブドウ糖が不足となり低血糖となります。そのため脳のエネルギーとなるブドウ糖が不足となり、注意力や判断力の低下となります。長時間の勉強や仕事などのときは効率をよくするために休憩をはさむとよいでしょう。その時、チョコレートやお饅頭など甘いものを食べると、脳のエネルギーとなり、効率向上に繋がります。
筋力低下
炭水化物の不足が持続すると、エネルギーとなるものがなくなるため体内にあるタンパク質や脂質が分解されてエネルギー源として使われます。筋肉を減少させることにもなりますので、ダイエットなどで炭水化物を制限するときは注意が必要です。
炭水化物を過剰摂取すると現れる症状
血糖値急上昇
糖質の過剰摂取により、血糖値が急激に上昇し、血糖値を下げるためにインスリンが過剰に分泌されます。インスリンには、余分なブドウ糖を脂肪として貯蔵する作用があるため、肥満につながりやすいです。また、インスリン抵抗性が生じて糖尿病のリスクとなります。過剰摂取が続かないよう食事内容を見直すとよいでしょう。
肥満
エネルギーとして使用しなかった余剰分はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられますが、それ以上の余剰分は脂肪に変換され皮下脂肪や内臓脂肪となります。そのため過剰摂取が続くと、肥満に繋がります。
生活習慣病
炭水化物を過剰に摂取し続けると、余剰のエネルギーが皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されやすくなります。特に内臓脂肪が増加すると、体内の生理活性物質のバランスが変化し、血糖値の上昇や血圧の上昇、中性脂肪の増加、血管機能の低下などに影響を及ぼすことがあります。これらの変化は、糖尿病や動脈硬化、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の発症リスクを高める要因の一つとされています。過剰摂取を避け、適切なエネルギーバランスを保つことが大切です。

