
和田琢磨が主演、染谷俊之と廣野凌大が共演するドラマ『gift(ギフト)』が、TOKYO MX(毎週水曜夜10:30~11:00)、BS日テレ(毎週水曜夜11:00~11:30)で放送されている。同作は、和田と染谷がW主演を務めたドラマ・舞台の連動作品「Solliev0(ソッリエーヴォ)」(2024年)のスタッフが再び集結して放つ第2弾作品。和田、染谷、廣野の3人に見どころなどを聞いた。

■3人の関係性は「親戚のお兄ちゃんと可愛い弟」
──3人での共演は「Solliev0」以来になりますが、それぞれの関係性はどうですか? 和田さんと染谷さんはドラマ・舞台「あいつが上手で下手が僕で」(2023・24年)でのお笑いコンビ「ラストワルツ」役など、近年は共演が多いです。
染谷:「カミシモ」の舞台のときに、琢磨くんから「俺たちもう10年以上の付き合いになるから、タメ口でいいよ」と言われたんですが、結局今も敬語のままです(笑)。でも普段話していて、ツッコむときだけはタメ口で話せるようになりました。
和田:全然遠慮しなくていいよ。というか、もはや染ちゃんの敬語は敬語だと思っていないから。もっと懐に飛び込んできて(笑)。
──逆に2人は廣野さんをどう見ていますか?
染谷:もうそのまんま。可愛い弟みたいな存在です。
和田:凌大は俳優としてはもちろん、ミュージシャン(Bimi名義で活動)としての才能もあります。「Solliev0」に続いて、今回も主題歌を担当してくれています。曲自体が素敵だし、自分の作ったものを堂々と表現できるところも男らしいというか、すごくカッコイイなと思っています。
廣野:琢磨さんは音楽が好きで、僕のライブにも遊びに来てくれていますし、なんなら2人で夜通し語り合ったりもしています。お酒を飲みながら、互いが薦める音楽の動画を見ている時間が本当に楽しいですね。何でも語り合える、親戚のお兄ちゃんみたいな感じです。
──染谷さんはどんな存在ですか?
廣野:染さんも親戚のお兄ちゃん(笑)。でも同じ親戚でも役割が違うというか、琢磨さんはなんでも相談できる下町のお兄ちゃんなかんじで、染さんはお小遣いをくれるお金持ちのお兄ちゃんみたいな(笑)。
染谷:なんだ、それ。お金をあげたことはないだろ!(笑)。
廣野:2人とも僕にとって大事なお兄ちゃんということですよ。

■廣野が書き下ろした主題歌「Unique」にも注目

──廣野さんが担当した主題歌はどんな曲でしょうか?
廣野:「Unique」というタイトルで、人の個性だったり、ドラマに登場する特殊能力だったりをリンクさせた楽曲です。先にドラマの撮影に入っていたので、その世界観をつかんだ上で楽曲作りができたのでスムーズに詩を書くことができました。
和田:どんな曲かまだ聞かせてもらっていないのですごく楽しみだね。
廣野:さっそくこのあとメールで送りますね。
──今回のドラマは「Solliev0」とのシェアード・ユニバース作品(異なる複数の作品が同じ世界観や設定を共有し、物語やキャラクターが相互に影響し合う“共有世界”を指す)ということですが、話せる範囲でどのように2つのドラマは連動しているのでしょうか?
和田:言ってしまうと「Solliev0」に登場した天月ホールディングスのせいで、今回の事件が起こってしまいます。
染谷:天月ホールディングスというのは大財閥なんですが、組織が大きいがゆえに下まで目が届いていない。その結果、グループの子会社があることをしてしまって…という展開です。僕が「Solliev0」で演じた天月春陽をはじめ、同じキャラクターが何人か出てくるのでそちらも注目してください。
──「Solliev0」同様、「gift」もドラマ後に舞台化される連動作品ですが、そちらにはどうつながっていくのでしょうか?
和田:「Solliev0」はドラマが終了した時点で、僕が演じた天月冬真が(その後の舞台では)完全に闇落ちしていくことが予想できたですが、今回は「コイツ、これからもっと悪くなるんじゃないか?」というキャラクターが何人もいます。その者たちが舞台でどうなっていくのかは、全く予想がつかないので僕自身も楽しみです。
染谷:舞台はどうなるのか、僕らもまだ知らないんですが、ドラマの完パケ(完全パッケージメディア)は見させていただきました。すごくおもしろかったです。個人的には「Solliev0」より好きかも。
廣野:そんなこと言っちゃっていいんですか?(笑)。
染谷:もちろん「Solliev0」も好きだよ。あくまで作風を比べたら、ということね。作風の好みは人それぞれじゃない? アクションが好きな人もいれば、恋愛モノが好きな人もいる。そこを強調しておいてください。
廣野:めっちゃ言い訳するじゃん! 今のところはカットせずに、ぜひそのまま書いてください(笑)。

■1話30分でテンポよくストーリーが進んでいく

──最後にドラマの見どころをそれぞれ語ってください。
廣野:刑事ドラマではあるんですが、社会風刺というか、社会的なメッセージも込められた作品です。見ている方の心にも響く部分があると思うので、そういうところも含めて楽しんでください。
染谷:シェアード・ユニバース作品ということで、「Solliev0」から見てくれている方にはその世界観も楽しんでもらえますし、もちろん見ていない方も楽しんでもらえる作品です。これまでにない特殊能力刑事ドラマで、ストーリーがテンポよく進んでいきます。ぜひドラマを楽しんで、その結末を舞台で見届けてもらえたらと思います。
和田:ストーリーのテンポがよく、それでいていろいろな登場人物がいい具合に絡み合っていくので、あっという間に1話30分を見終えてしまうと思います。全6話ですが、もし可能ならば何度か見返していただけると、よりストーリーを深掘りできます。ちょっと視点を変えると「この人はこうだったのか」「これはこういうことだったのか」と分かります。1人1人の登場人物を僕ら役者が芯を持って演じていますので、ぜひ二度三度と楽しんでもらえたらうれしいです。
取材・文=河合哲治郎

