「炭水化物の取りすぎをコントロールする方法」はご存知ですか?管理栄養士が解説!

「炭水化物の取りすぎをコントロールする方法」はご存知ですか?管理栄養士が解説!

「炭水化物の取りすぎ」についてよくある質問

「炭水化物の取りすぎ」についてよくある質問

ここまで炭水化物の取りすぎを紹介しました。ここでは「炭水化物の取りすぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

炭水化物と脂質はどちらの方が太りやすいですか?

寺下 博美

炭水化物と脂質のどちらが太りやすいかは、摂取量や種類、生活習慣によって変わりますが、一般的には脂質の方が太りやすいといえます。それは脂質は1gあたり9kcalで、炭水化物1gあたり4kcalの約2.2倍のエネルギーを持つため、同じ量を摂取した場合に脂質の方がエネルギー過多になりやすいからです。また、体脂肪として蓄積される仕組みが違います。脂質の摂りすぎはそのまま体脂肪になり、炭水化物の摂りすぎは余剰分が脂肪になります。脂質は直接体脂肪になりやすく、燃焼されにくい性質があり、炭水化物は脂肪に変換されるのに、エネルギー消費が必要なため、すぐに太るわけではありません。

編集部まとめ

炭水化物は、糖質の代謝に関わるビタミンB1と一緒に摂るのがお勧めです。ビタミンB1が不足すると糖質代謝がスムーズに進まず、エネルギー産生効率が下がる可能性があります。例えば、白米より玄米、全粒粉パンやライ麦パン、雑穀を多く含んだパンなどを選ぶことにより、ビタミンB1や食物繊維も同時に取ることができ効率的です。また、食物繊維が豊富な野菜やキノコなどと一緒に摂ると、血糖値の上昇スピードが穏やかになるとされています。芋類は糖質がやや多めですが、ビタミンCや食物繊維も含まれるため、量に注意しながら適度に取り入れましょう。糖質を効果的に消費するには、ウェイトトレーニングなどの筋力トレーニングがお勧めです。

配信元: Medical DOC

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