「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」ウィリアム・モリスの美学に迫る

「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」ウィリアム・モリスの美学に迫る

自分のために造った家「レッドハウス」

レッドハウスはモリスが妻ジェーンとの新婚時代を過ごした自邸。ロンドンの郊外に1859年に建設され、赤いレンガ造りの外観が印象的。壁紙、家具、ステンドグラスなどさまざまな箇所を自身と仲間でデザインし、美しい装飾が施されています。日常生活に豊かさを感じられる空間となったレッドハウスは、芸術と生活を融合するための「アーツ・アンド・クラフツ運動」の原点となったそう。

内装、家具はもちろん、暖炉の設備やドア、窓の建具にいたるまでがオリジナルにデザインされたものなんだそう。基本的にシンプルなインテリアだからこそ、壁紙などのデザインがアートのように際立って見えます。

「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」というモリスの名言にふさわしい住まい。階段上の天井まで素敵。

モリスが理想とした家「ケルムスコット・マナー」

ケルムスコットという小さな村にある屋敷で、借り上げてモリスが別荘として使用していた場所。「地上の楽園」と称し、生涯ここを愛していたそう。建物と共に豊かな自然、季節を感じられる美しいガーデンがあり、そこからのインスピレーションにより、数々のデザインが生み出されたともいわれています。彼が理想とした完璧なライフスタイルの象徴ともされた家。

モリスの寝室にあるべッドのペルメットは、娘が彼の書いた「ケルムスコットのベッドに捧げる」という詩をもとにデザインして刺繍を施したそう。

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