指しゃぶり解消のコツはしゃぶらせること?

指しゃぶり解消のコツはしゃぶらせること?

指しゃぶりについて、人気ベビーマッサージ講師のママぞう先生にお聞きしてきたこの企画の最終話です。気になってしまうママの気持ちはよくわかるけれど、やめなさいと取り上げればそれで解決するのでしょうか。教えて、ママぞう先生!

娘が指しゃぶりをしていたときには……

わたしには9歳の娘がいますが、彼女が7歳のとき、指しゃぶりしていたことがあります。娘が指しゃぶりをするのは、怒られたときだけ。でも、わたしからしてみれば、それはチャンス!!なのです。 だって、「ここ、さわりたいポイントです」と、身をもって教えてくれているんですもの。そりゃ、さわりますよ。口に指を入れることで、心が満たされるかもしれない。指しゃぶりの背景にあるものを解決する近道になるかもしれない。そして何よりも、子どもは正直。ここが治すポイントだってことを無意識のうちに知っているのです。だからわたしは、娘が指をくわえていたら、一緒に自分の指も突っ込んで、口の中をさわりまくっていました。

口を満たせば心も満たされる

指しゃぶりの原因はさまざま。赤ちゃんが自分の指を発見したときにもしゃぶるし、生えかけの歯がかゆいときにもしゃぶります。夏風邪をひいているときに、しゃぶることも。そして、心のサインが指しゃぶりとなって現れることもあります。これを矢印で表すと「心→体」。この矢印の向きは逆にすることもできます。すると「体→心」となりますね。

実はこの矢印の通り、体から心、つまり口を満たせば心が満たされることがあるのです。もしかしたら、指しゃぶりの原因が奥深いところにある場合もあるかも知れません。そうだとしても、とりあえず口を満たしてからゆっくり探すことができるといいですね。

口を満たせば心も満たされる
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著者・みついまみこ

大学卒業後、乳幼児向けおもちゃメーカーに勤務し、退職後、沖縄に移住。帰京後、結婚、出産、離婚を経て、2008年ベビーマッサージ ママぞう 開業。約6年間で、ベビーマッサージ教室を300回以上開催。参加者は、延べ1500組以上になる。2014年ココカラ堂オープン。心と身体にふれるfureruセラピストや月経アドバイザーの育成と、ベビーマッサージ教室を全国で開催中。9歳の娘と暮らすシングルマザーでもある。9月下旬、初の著書『ママぞう先生の簡単!すぐでき!ベビーマッサージ』が徳間書店より発売。