赤・緑・黄・オレンジ・黒・白・茶。
その後、「作る側はかならず食べる側の気持ちを考えるべき」というポリシーのもと、たとえば「ネギ系やニンニクは匂いが残るし、学校で歯ブラシをすることはあまりないので、NGかな?」などと、様々な“改良”を重ね、多くのお弁当メニューが誕生しました。
ただ、“色”に関しては、今も同様にそれなりのこだわりを持っています。なぜなら、彩りの良さは栄養バランスにも欠かせない要素だからです。とりあえず、今日作ってみた「エリンギの肉巻きお弁当」の写真を見ながら説明してみましょう。

トマトの赤・エンドウ豆とブロッコリーの緑・ゆで卵の黄・たらこのオレンジがかったピンク…で4色。これに、おかずの茶・ご飯の白・ゴマの黒を足して7色に!
ポイントはあまりこだわりすぎないこと。“遠山さんちのお弁当”は「がんばらない」のがキーワードですから(笑)デザインのお仕事をしているわけではないので、ご飯になにかをふりかけただけで2色。プラス梅干しを置けば、もう3色…そして「最終的には5~6色くらいになればいいかな」くらいの感覚でいいんです。
それに、ある程度色を意識すれば、お買い物のときも、「今日は緑が足りないからピーマンを買ってみよう」と踏ん切りをつけやすくなり、家事時間の節約ができます。ぜひともお試しください。
では、7色をまんべんなく使った「エリンギの肉巻きお弁当」のレシピと作り方を動画でどうぞ!
ちなみに動画では、オレンジをよりいっそう引き立てるため、上記の写真にあった「糸こんにゃくとたらこの和え物」の代わりに、「遠山流ビネガーにんじん」を副菜に添えてみました。