ゲーム機&ケータイこそ金銭教育のチャンス!

ゲーム機&ケータイこそ金銭教育のチャンス!

料金は上限制にすべし!

「お子さんにケータイを持たせる際には、上限のある月額制限をおすすめします。おそらく最初は辛いと思います。娘も基本料金+月額1000円にしていたのですが、かなり大変そうでした。あっという間に限度額になってしまい、メールも通話もストップ。でも、娘のお友達もそんな状況を理解してくれて、ムダな電話やメールをしないようにしてくれたり協力してくれて、なんとかやりくりしていました。ちなみに、限度額になっても家族とは通話できるのでご安心を。やはり限りなければ我慢もしませんし、どんどんエスカレートしてケータイの世界にハマっていってしまいますので親のブレない教育が肝心です」

ゲーム機など高額な買い物こそ子どもにさせよう!

ゲーム機を持たせるか?持たせないか?はママたちの間でもよく挙がる話題のひとつですね。

「我が家では、ゲーム機やソフト、ケータイのような高価なものこそ自分で買わせました。すぐに親が買ってあげるのではなく、子ども自らがカタログをみて価格の詳細を知ったり、お店と人とやりとりして自分の判断で手に入れさせるのです。今、驚かれた方も多いでしょうね。月々のおこづかいも多くないですから、手に入れるまでに我慢して、やりくりして、その努力がどれほど大変だったかは察しがつきますね。でも、だからこそ本当に欲しいものを手に入れたときの喜び、達成感は特別なものなのです。それこそが金銭教育なのです」

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竹谷希美子

ファイナンシャル・プランナー。お金教育専門家。人材育成学会会員。NPOエイプロシス。証券カウンセラー。証券会社、信託銀行システム会社を経て、2005年に独立。2008年、女性と母親の視点からファイナンシャル・プランナーとしての事業を展開するため、SAKU株式会社を設立する。「お金の管理能力や金銭感覚を、大人になってから気づくのは困難」という気づきから、正しい金銭感覚を身に付けた資産を築ける子どもたちの育成に力を注ぐべく、お金の教育活動をスタートさせた。著書に『12歳までにかならず教えたいお金のこと』(かんき出版)、『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つお金のしつけ』(メディアファクトリー)、『一生お金に困らない子どもの育てかた』(幻冬舎)がある。