ゲーム機&ケータイこそ金銭教育のチャンス!

ゲーム機&ケータイこそ金銭教育のチャンス!

おこづかいの貯金と裏技でゲーム機ゲット!

竹谷さんの娘さんがどうやってゲーム機を自分で買うことができたのか?気になりますね。

「まず、月々のおこづかいから少しずつでも捻出して貯金していきます。でも、これだけではまったく目標金額には及びませんね。そこで、最終的には裏技を使ってもいいんです。年に一回の子どものボーナス“お年玉”をここで使います。お年玉は、どうかこういういざ!というときのために預金しておきましょう。その際には、一緒に銀行に行って本人名義の口座を作ってあげてください。これを加えて目標額に近づいたとします。それでもまだ及ばなかった場合は、親やおじいちゃんおばあちゃんに軍資金の要請を交渉するチャンスを与えてあげます。これは、きちんと相手を納得させるだけの交渉ができるかどうかがポイントです。実は、この交渉力というのは、大人になっても大事なこと。金銭教育はこんなことも学べるのです」

お話をうかがった人

プロフィール画像

竹谷希美子

ファイナンシャル・プランナー。お金教育専門家。人材育成学会会員。NPOエイプロシス。証券カウンセラー。証券会社、信託銀行システム会社を経て、2005年に独立。2008年、女性と母親の視点からファイナンシャル・プランナーとしての事業を展開するため、SAKU株式会社を設立する。「お金の管理能力や金銭感覚を、大人になってから気づくのは困難」という気づきから、正しい金銭感覚を身に付けた資産を築ける子どもたちの育成に力を注ぐべく、お金の教育活動をスタートさせた。著書に『12歳までにかならず教えたいお金のこと』(かんき出版)、『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つお金のしつけ』(メディアファクトリー)、『一生お金に困らない子どもの育てかた』(幻冬舎)がある。