●バーベ9則その5「食べ物を炭にするべからず」
火力が強すぎたり、焼けたものをそのままにしたりして、食材が丸焦げに…という経験はないだろうか?
「まず、炭は火がつきやすいものを選び、こぶし大に割っておきます。火起しでは、炭を高く積み上げて下から種火になる新聞紙や着火剤を入れて火をつけると、火が自然に広がっていきますよ。積んだ炭を崩す目安は赤くなった炭が灰をかぶって白くなってきたときです」
火起こし用に「ラピッドチムニースターター」という器具があると、格段に楽になるそうだ。
「次に気をつけたいのが、炭のレイアウト(配置)です。グリルの半分にだけ炭を置き、肉を焼くゾーンと焼き上がった料理を置いておくキープゾーンを作ります。しっかり火を通したい豚肉や鶏肉はキープゾーンに置いて、弱火でじっくり焼きます。料理の幅も広がりますし、食材を必要以上に焦がしてゴミにすることがありません」

●バーベ9則その6「子どもを相客に心せよ」
「焼けるまでその辺で遊んでて」では、子どもたちは退屈になるばかりだ。
「例えば、肉から落ちる脂で炎があがったときに、水鉄砲で火を消す係を子どもたちにさせてみましょう。 上手くできたら、たくさんほめます。子どもたちは大人の役に立ちたいと思っているので一生懸命やってくれますし、親の目が届かない場所へ行くことも防げます」
