子どもの心身の異変をケアする足裏マッサージ

子どもの心身の異変をケアする足裏マッサージ

お子さんの心身にちょっとした異変があったとき、足裏マッサージで間接的に内臓を刺激することで、その働きを活性化することができます。症状が出たらすぐ病院に直行ではなく、まずはお母さんの手でマッサージをして様子をみてあげてみては?

そこで、子どもに多い心身の異変(胃痛・腹痛・便秘、風邪のひきはじめ、情緒不安定)をケアする足裏マッサージを、サロン アンピール主宰の鈴木きよみ先生に教えていただきました。

『足裏の主な反射区図』も参考にしながら、ぜひケアしてあげてください!

足裏の反射区図

●『胃痛』『腹痛』『便秘』が起こったときのケア

「子どもはよく“お腹が痛い”って言いますね。子どもの場合、精神的なものからくるお腹の痛みが多いので、胃や腸だけでなく、腎臓まわりの“腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう)”もほぐしてあげると、お腹の痛みが改善します」(鈴木先生 以下同)

1)左足の親指の拇指球の真下の○印部分の胃の反射区を6回刺激します。

胃痛をケアする足裏マッサージ

2)○印部分の腎臓の反射区のまわりを、円を描くようにほぐします。

腹痛を改善する足裏マッサージ

3)左足の大腸の反射区(横行結腸→下行結腸→直腸)を矢印にそってコの字に6回刺激します。

便秘を改善する足裏マッサージ 左

4)右足の大腸の反射区(上行結腸→横行結腸)を矢印に沿って逆L字型に6回刺激します。

便秘を改善する足裏マッサージ 右

●『風邪』…風邪はひきはじめのケアが肝心!

「風邪は、ひどくならないはじめのうちにケアすることが大事です。肺やのど・気管などの反射区を刺激してケアしましょう!」

1)左足の肺と気管支の反射区を6回矢印のようにさすります。

風邪のひきはじめをケアする足裏マッサージ

2)左足の甲の親指と人差し指の間の骨のキワに沿って、のど・気管の反射区を矢印のように6回刺激します。(1)(2)を右足も同様に行います。

風邪のひきはじめを改善する足裏マッサージ

お話をうかがった人

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鈴木きよみ

「サロン アンピール」主宰 メインセラピスト 「癒しと温かな手の学校」校長

これまで20万人以上の足を診てきた臨床経験豊富なセラピスト。その臨床のなかで培ってきた経験をベースに“クリニカル・ゾーンセラピー”として、ほかにはみられない独自の理論と技術を確立。現場のセラピーを中心に活動を行いながら、セミナーやカルチャースクールでの講師、TVや雑誌など幅広い分野で活動中。