●乗り物酔いの原因とは?
乗り物酔いは三半規管と目が大きく影響しているといわれています。体の平衡感覚を司る三半規管が、乗り物の加速や減速を感じるのですが、本来は加速、減速と同時に使われるはずである体の筋肉が動いていないため、脳が混乱をしてしまうと言うのがひとつの原因。さらに、高速で動く景色のスピードに目がついて行けず、やはり脳が混乱をしてしまうというのがもう一つの原因だそうです。

●どうすると酔いやすくなる?
携帯電話や本を注視したり、きつい服を着る、車内のニオイがきついなど、一般的に酔う原因と言われる物はもちろん避けた方がいいですが、意外な物としては、空腹、食べ過ぎなどの胃の異常もNG。吐きそうになるからご飯を抜くのは逆効果とのこと。また、「酔うかも」と思うと本当に酔いやすくなるそうで、嘘の酔い止め薬を効果があると伝えて飲ませただけで、9割の人が酔わなかったという研究結果もあるくらいです。柑橘系や酸っぱい物も、一見気分をリフレッシュさせそうですが、実は胃の活動を活発にしてしまうため、気持ち悪くなってから食べるとかえって症状を悪化させてしまう可能性もあります。
