公園の砂場で子どもを遊ばせたいと思う?

公園の砂場で子どもを遊ばせたいと思う?

●砂場で遊ばせる危険性

実際に砂場で発見された病原性大腸菌に感染すると、小さい子どもは重篤な症状になることもあります。また、寄生虫の卵が砂遊びをした手から口に入ると、発熱、肝臓の腫大、気管支喘息、あるいは目の痛みや網膜の異常による視力障害などが起こる危険性があるとのこと。また、体質的に砂が体に合わず、『砂かぶれ』と呼ばれる皮膚の炎症が起きる場合もあります。これは女の子に多く発症し、なおるまでに2カ月程度かかる子もいるのだとか。以前は感染の危険は無いといわれていた水虫も、裸足で砂場の上を歩くと発症することもあるといわれています。

●それでも砂場で遊ばせるメリット

危険性はあるものの、子どもの手は第二の脳と言われるほど多くの刺激を受け止める場所であり、手と想像力を使う砂遊びは、子どもの脳の発育には最適な遊びです。また、ある程度汚い場所で遊ぶことは、子どもの免疫力を高め、風邪を引きにくく、アレルギーも起こりにくくなるという話もあります。