●子どもうつの対処法は?
大人のうつ病同様に、励ますような対応は子どもにプレッシャーを与えてしまいかねないので控えたほうがいいでしょう。子どもの話をよく聞いて、つらさや苦しみを共感するような対応がいいそう。とはいえ、うつ病と似ている症状の別の病気ということも考えられるので、いつもと様子が違うからといって、すぐにうつ病と判断しないほうがいいかもしれません。学校に行くのを嫌がったり、友人と遊ばなくなったり、落ち込んでいる状態が続いているなら、専門医の診察を受けて正しい病状を知ることが大切です。
うつ病のような心の病気は、外見上では判断ができず、すぐに気づけない可能性があります。対策としては、日ごろから子どもとしっかり接することで、子どもの小さな変化にも気づけるようにしておくといいかもしれません。
(文・奈古善晴/考務店)
