●路上での安全対策
車に連れ込んでのいたずらや誘拐が多いため、路上は注意が必要です。ノロノロとあとをつけてくる車や路上駐車している車は、突然連れ込まれる可能性があるため、近寄らない事が重要。また、おもちゃやペット、お菓子などの小道具を持っている人や、優しそう・きちんとした格好の人、女性が同乗していると、子どもが気を許してついて行ってしまう可能性が高くなるので、日頃から注意するように言いつけましょう。他にも、名前を呼ばれると「知らない人ではない」と子どもは気を許すので、名前を呼ばれても家族以外にはついていかないことを説明し、遠目からでも名前がわかる物は身につけさせないほうがいいです。
●子どもとのコミュニケーションが決め手
子どもは被害に遭ったり、遭いそうになった時に「親に怒られるのではないか」と考えてしまうため、話してくれないケースが多いそうです。また、犯罪者に「おうちの人に言ってはいけない」と脅迫まがいにきつく言われていたり、被害にショックを受けて、声に出せないこともあるでしょう。このようなことを防ぐために、日頃から子どもとのコミュニケーションを充分取ると同時に、子どもの様子が普段と違う場合には優しく声をかけてあげることが大切です。
(文・姉崎マリオ/考務店)
