3)罰で脅す“罰則型”で子どもの気持ちをコントロールする
「お手伝いしないとご飯抜きよ! 勉強しないとゲーム取り上げよ! こういう脅しで子どもをコントロールする罰則型も、親への不信感を助長し、それが他者不信感につながります。しつけや勉強を優先しすぎて、他者不信感に満ちた子にしてしまっては本末転倒です」
そして、最後に親野先生がこれらの言動を続けることの、一番の弊害について話してくださいました。
「子どもは、親にされたことと同じことを友だちにするようになります。否定的な言葉を浴びせる、困っている友だちに“自分が悪いんだろ!”と言って助けない。“○○しないと遊んであげない!”と脅す…など。こういう子が好かれるはずがありません。どうか、日々のお子さんへの言動には十分注意してください」
せっかくの“わが子のため”…が逆効果にならないように、日々の言動には十分気をつけてお子さんと接してあげてください。
(構成・文/横田裕美子)
