実は意味がなかった勉強法!蛍光ペンは時間のムダ

実は意味がなかった勉強法!蛍光ペンは時間のムダ

●覚えるためには定期的に書くこと

では、どのように勉強をすればいいのだろうか? 実はこれも研究されており、前述のケント州立大学の研究グループによると、間隔を置いて教材に触れることが効果的と結論を出している。また、情報を思い出そうとする行為もいいようだ。身近なものでは単語カードが適しているので、1週間や2週間置きなどに定期的に教材を使ったり、単語カードで繰り返し思い出す行為をすると効果的だろう。

ちなみにハーバード大学の実験によると、脳にインプットした情報はアウトプットすることで記録されるという結果になっている。このことから、前述の単語カードなどで脳に情報を入れたら、次はそれらを書き出すことで正しく記憶されるようになるのだとか。

子どもがあまり勉強が得意でないようであれば、勉強方法を見直してみると、成績アップにつながる可能性があるかもしれない。
(文・奈古善晴/考務店)