わが子の習い事がぐんぐん伸びる親の関わり方

わが子の習い事がぐんぐん伸びる親の関わり方

3)習い事への興味をより引き出す環境作りをする

お子さんの習い事の成果をあげたいのならば、環境づくりもとても大事だという。

「習い事をぐんぐん伸ばしてやるためには、習わせるだけでなく、日ごろの生活のなかで、いろいろな角度から興味の幅を広げてやり、お子さん自身のモチベーションを上げることが何より重要です」

環境づくり次第で、お子さんがそれまで気づかなかった習い事の魅力を感じ、頑張るきっかけにもなるという。

「例えば、ピアノを習っているお子さんなら、仲のいいお友達の発表会に行くだけでも、ものすごい刺激になるものです。一流ピアニストのコンサートに足を運んだり、動画を見せたりするのもおすすめです。サッカーやスイミングを習っているお子さんなら、一流選手のプレーを試合や大会を観戦して目の前で見せることで、“僕もあんなプレーがしたい”と、憧れや目標につながったりするのです。ただし、決して押しつけるのではなく、機会を与えたらあとはジッと待つ。そんなさりげない環境づくりをしてあげましょう!」

せっかく習い事をさせるなら、親御さんも共に楽しむ。それこそが、お子さんの才能をぐんぐん伸ばす秘けつのようです。
(構成・文/横田裕美子)

お話をうかがった人

プロフィール画像

立石美津子

子育て本作家・講演家

幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。