駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(旧：Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から第49話を紹介。著者のザバックさんに仕事でのクレーム対応などについても聞いてみた。
■鉄道ファン必見！ 元駅員が描く“鉄道あるある”の世界
ある日、改札でIC系カードが使えない男性客がいた。確認すると地下鉄の出場処理が残っており、この駅では対応できないケースだった。駅員のペン助が「地下鉄の係員に申告してください」と伝えると、男性客は「同じ鉄道だろ！」と怒鳴る。理不尽なクレームに、ペン助は心の中で「吉〇家の牛丼をす△家で払えるかよ」とつぶやく。
ICカードは複数の鉄道を利用した際、出場処理ができていないと次の改札で使えなくなることがあり、その場合は利用した鉄道会社の窓口で処理してもらう必要があるのだそう。利用者にとっては覚えておきたい注意点である。
こうした日常の出来事を漫画に描いているのが、元駅員の漫画家・ザバックさんだ。現場でのクレーム対応について「僕らに怒っても仕方ないんだよなぁと思います。共感していただける駅員さんも多いのでは」と語ってくれた。
ザバックさんは複数の鉄道会社で勤務経験を持ち、会社ごとのルールの違いも肌で感じてきたのだそう。特に印象に残っているのは「出勤は1時間半前」という決まりだったという。ザバックさんは「さすがに早すぎだろと思いました」と苦笑しながら話してくれた。
駅員としての豊富な体験談をベースにした「100日後にやめる契約駅員さん」。鉄道ファンはもちろん、“駅員あるある”が気になる人はぜひチェックしてみてほしい。
取材協力：ザバック(@theback_blog)
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