親子で話そう!子ども部屋のルール

親子で話そう!子ども部屋のルール

●子ども部屋を管理させるために

扉のルールと親の入室のルールを決めたら、片付けなど生活に関わる細かなことを決めていく。

「衣類の収納方法を教えて収納させる、子ども部屋の掃除や寝具の整理の仕方を教えて、自分でできるようにするなどです。それぞれどのようなやり方でやっていくか、具体的に親子で話し合い、取り決めておきましょう。片付けも掃除も子どもと一緒にやることで、やり方を学ばせていきましょう。それも貴重な親子のコミュニケーションです。子ども部屋のルールには、子どもの権利的なことと、掃除や収納など義務的なことがあり、どちらも守らせることが大切です」

ゲームやスマホの部屋での取り扱い、友だちを呼ぶ・呼ばないなど、学年が上がるたびにルールは増えていくだろう。その都度、親子で時間をかけて話し合い決めていく。そんな親の態度が大切だ。
(川野ヒロミ+ノオト)

お話をお聞きした人

北浦かほる

子どもと住文化研究センター理事長 大阪市立大学名誉教授

大阪私立大学名誉教授。学術博士。NPO法人子どもと住文化研究センター理事長。専門分野は居住空間デザイン学、環境心理学。著書は『世界の子ども部屋』など多数。