“育ちが悪い!”と、わが子が思われないためにしつけておきたいこと

“育ちが悪い!”と、わが子が思われないためにしつけておきたいこと

3)時刻を守る

時間への感覚というのも、日々の習慣によって身につくもの。

「時刻や期日にルーズということは、相手の貴重な時間を奪っていることなので、とても不快にさせますし、迷惑をかけます。そして、社会に出ると信頼を失いかねない事態に発展することも。小さいころからルーズにしていると、なかなか大人になって直せないものです。しっかりと小さいころから“時を守る意識”を習慣化させましょう」

4)公共でのマナー

公共のマナーは、社会で生きていくために身につけるべき、とても重要なこと。

「大人でも、公共のマナーが身についていない人はたくさんいますが、これも小さいころからの長年培われてきた“育ち”が大きく影響します。勉強ができるとか、仕事ができるとか以前の、その人の人間性が問われますので、しっかりと身につけさせましょう!」

見た目はいくらでも変えられても、長年培われてきた“育ち”は、無意識にその人の言動に出てしまいます。子どもの“育ち”=親のしつけ方を指すということをしっかり意識して子育てすることが大事ですね。
(構成・文/横田裕美子)

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立石 美津子

子育て本作家・講演家。著書は『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『1人でできる子になるテキトー母さん流子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方 』など。